[ 軟水、硬水]

 

「?????
 なんだ?」

「??????
 なんかちがうぞ。」

 新しい部屋で最初に飲んだコーヒーは、いままでのものとは全然ちがっていた。
 どうちがうのかというと、一言でいえば、
・・・・・・・・・・まずい・・・のだ・・・・・。

 そうか、水がちがうんだ。
コーヒーが古いわけでもなく、気分的なものでもない。
明らかに水の違いである、と気づくのに三くちはかからなかった。

・・・・いや、失礼、別に京都は水の質が悪いといっているわけではない。
(悪いらしいが・・・)
 つまりは、慣れてないのである。
遠くに越したときにありがちなことだ。
田舎から出てきて、最初に住んだ東京の世田谷でも、横浜の時もそうだった・・・。

 え〜〜誠に申し分けない、実は全く自信がないのだが、私のおぼろげな記憶からすれば

----水には軟水と硬水の2種類があって、それは水に含まれるマグネシウムの量できめられる。そして関東はマグネシウムの少ない軟水で、関西は、それの多い硬水である。----
と、そう覚えている。

 まちがっていたらゴメン。
抗議のEメールがギガバイト単位で届きそうではあるが・・・・・・とりあえずそういうことにしておいてくれ。

 

* * * * * * * * * * * * * *

 

 京都の料理は薄味だ、と以前から聞いてはいた。
修学旅行とかで京都にきたことのある人なら、そういった印象もあるかと思う。
 たしかに薄味だ。何を食べてもパンチに欠ける。
私は、塩辛いので有名な東北の出身だから、特にそう感じる。

 日がたつにつれ、これは水のせいではないかと思うようになった。
 ここの水質が、味の輪郭を、良くいえば丸くしてしまう、悪くいえば出にくくしているのではないだろうか?
辛さも甘さも、その感じがはっきりでないのではないだろうか?
 だからなんでも薄味に感じるのだろう。

 そんな訳で、京都にきたころは食べ物飲み物に不自由した。
コーヒーも、インスタントラーメンも、普通のごはんも、何か違うような気がして味にこだわる僕としては、がまんできなかった・・・・。

 最近になって、いきつけの歯医者さんに聞いた話しだが、京都の料理は薄味だけれも、塩分そのものは他地域よりも多いそうである。
おーーー、私の考察もまんざら間違いではなさそうな気配。

 ま、でも、どうでもいいや。
もうだいぶ慣れたし、つけもの関係はすごくおいしい。
 抹茶関係も東京で食べたものより、おいしいとおもう・・・・・・・。

京都にきて2度めの秋をむかえる。
何かおいしいものを食べたいな・・・・・・・。

TO BE CONTINUED


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其の1、京都の初日
其の2、軟水、硬水
其の3、ファッションセンス
其の4、街の におい
其の5、引っ越しのサカイ
其の6、6月1日
其の7、八坂神社