がんばれ!湯川シェンムー(没) |
Dreamcast(ドリームキャスト)の主なスペック | |
CPU | 日立 SH4 128bitグラフィックエンジン内蔵 動作周波数 200MHz/360MIPS/1.4GFLOPS |
グラフィックエンジン | NEC PowerVR2 (秒間300万ポリゴンを実現) |
サウンド | ヤマハ XG音源 ADPCM/PCM64ch |
メインメモリ | 64Mbit SD-RAM*2(16Mバイト) |
モデム | 33.6kbps |
OS | マイクロソフトWindowsCEカスタムバージョン |
CD-ROMドライブ | ヤマハ製12倍速CD-ROMドライブ |
最大同時発色数 | 16777216色 |
データセーブ方法 | ビジュアルメモリシステムを使用 |
本体重量 | 2Kg |
本体寸法 | 190mm(W)×195mm(H)×78mm(D) |
時計機能 | 内蔵 |
さて、上記はその辺のゲーム情報系HPから引っ張ってきたスペック表である。
直接コピー&ペーストしたため、写し間違いによる伝達ミスは無い筈である。
何個所かその手のHPを廻ってみたが、大概同じような情報しか載せていなかったので、信憑性はあると判断した。つまりSEGAが「断り無く仕様変更を行」わない限りは11月20日に発売される可能性が高い、たぶんされるだろう、されるんじゃないかな、といった類の信憑性であるが。
CPU |
日立のSH4である。名前の通りSHシリーズの4番目の製品である。グラフィックエンジン内蔵ということは、Dreamcast専用にカスタマイズされたCPUなのであろうか。 SH2はご存知サターンのCPU、SH3はWindowsCEマシンやカシオのデジタルカメラQVシリーズに使用されている。SEGAのマシンでCEベースということで、SHシリーズの採用は最初から決定されていたようなものだろう。 SH系は低消費電力で、アーキテクチャや命令セットがシンプルなことが特徴だ。680x0系のCPUの経験のある人には、すごくプログラムの組みやすい素直な石だと聞いた事もある(日立は68000系CPUの生産もやっていた。またメガドライブのメインCPUは68000だ。何も考えずにCPUを組み込んだ訳では無さそうだ)。組み込み、制御用に使われる事が多い。 余談だが、SH2が出た当時は、(組み込み用途に開発されたとはいえ)結構高価な石だったのだが、どこぞの某メーカー(笑)が大量発注したため、量産効果で今では二束三文の安い石になってしまった、という話がある。だからこそ気軽に組み込み用に使われるようになり、某ゲーム機(笑)も大幅なコストダウンを計る事が出来たのではないかと思う(なんせツインCPUだからね。単価下がると効果も2倍)。
動作周波数は200MHz。ベースクロックがどの程度か気になるが、かなりの高クロックである。ちなみに私の自作パソコンのクロックは100MHzだ。トホホ。
MIPS社が製品ラインナップをワークステーション用のCPUのみに縮小。 SCEが日立とSH4使用の契約を結ぶ。 ・・・みたいなウワサを聞いたんだけど、ホントかね? いや、あくまでもウワサよ。ウワサ。(980726) 雑誌等で基盤写真を見ると、どうもSH4とPowerVR2は分離しているような・・・ どういうことだろう?一体グラフィックの何を内蔵しているのか?(990130) |
グラフィックエンジン |
NECのPowerVR2である。DreamcastがVR系チップを採用したことについて非難の声も少なくないが(何故Voodoo系じゃないんだ、云々。君はVoodoo教の信者か!?)、なにもそこまで・・・という気もしないでもない。初代PowerVRはお世辞にも性能の良い3Dアクセラレータとは言えなかったが、唯一バーチャロンが動くボードである。 それにNECも数年前の性能の石のままDreamcastに載せようなどとは思ってないだろう(SEGAもね)。それなりの性能は備えている筈。・・・すくなくともPSや64は軽く凌駕する性能なのは間違いない。PCとの相互移植を考えているのなら、Voodoo程度の表現力が求められることも理解している筈・・・。 と、私自身は、3D性能については結構楽観視しているのである(不安がまったく無いと言えば嘘になるが)。
不安なのは、スペックにまったく現われていない2D性能である。 ちなみに98年5月の発表直後に、私が知ることの出来た3D機能の一覧・・・ |
画像処理機能 |
Bump Mapping Fog Alpha-Blending Mip Mapping Tri-Linear Filtering Anti Aliasing、 Environment Mapping Specular Effect |
ところで秒間300万ポリゴン表示可能、というのは、どんなに頑張っても3角形を1秒間に300万枚以上描画することは不可能、という事とほぼ同義なのでそれほど気にする事はないと思う(VRに限らず、ほかの3Dチップも)。
秒間60フレームの描画だと1フレームにつき5万ポリゴン。3角形が浮かんでりゃゲームになるって訳でも無いんで、ゲームとしての体裁や見た目を整えたりすると、それだけでパワーを喰われて有効表示ポリゴン数はガタ落ち・・・。
てな感じなので、肝心なのは表示ポリゴン数では無く、表示の美しさな訳ね。
・・・まあ、多いに越したことはないけど。
サウンド | |
このスペック表では、XG音源とADPCM/PCM64chが独立して存在しているのか、ADPCM/PCM64chを使ってXG音源を構成しているのか、わかりづらいけど、まあどっちだっていい。そのうちわかる。 サターンは本格MIDI音源並と称されるような音源を積んでいたが(なんでセガカラの家庭配信しなかったんだろうなあ)、今回はMIDI音源そのもの!期待できるじゃないですか。 PCとの連携や、DTMへと発展させる事も夢ではない。・・・って、サターンでも開発時からMIDIのことは考えられてはいたらしいんだけど、考えてるだけ、ってのはSEGAの悪いクセだしな。ムービーカードだって、可能性を考えてはいたけど活用してないし。古くはメガモデムもそう。 入交氏。SEGAのこの体質をどうにかしてくれるんならサターンでバーチャ3出さなくていいわ。
さてXG音源と言えば、某有名大作RPGがWindows95に移植される際に、クオリティの高いサウンドを再現するためソフトウェアXG音源エミュレータを採用した(PCの音源は、環境によってバラバラだからね)、ということでも知られていますが、「DreamcastはWin95への相互移植が容易」、さらに「XG音源採用」との話を聞いて、無責任な期待が脳裏をよぎったのだが、果たしてそれは私だけ(以下、あまりにも無責任な期待による妄想の類である為割愛)。 | |
メインメモリ | |
SD-RAMとはシンクロナスD-RAMの略であり(D-RAMってのが何の略かってのはここでは説明しない)、マザーボードのクロックと同期して動作する。要はすごく速いメモリだと思っておけばそれほど間違いではない。パソコンでは100MHzで動作するものが最近のトレンド。 ・・・でも考えてみりゃパソコンで使ってるSDRAMと同じ物だという保証はないな。すくなくとも増設用のDIMMスロットなんざ付いてないだろうし。ベースクロックが100MHz、ってことも多分、絶対、ありえない。せいぜい66MHzか、まあ33MHzだろうな。
容量は16Mバイト。ゲーム機だと考えれば前代未聞の大容量だ。 | |
モデム | |
V.90とかいう新規格が登場したというこの御時勢に33.6kbpsのモデム? いやいやコストを考えれば妥当な線でしょう。 Win版のDiabloは28.8kbpsでもサクサク動いてましたし(CD-ROMのスピードのほうが問題だ)、ウルティマオンラインも、現在は28.8kbpsでもそれほどストレスは感じないとの事。それよりも重要なのはレスポンスとタイムラグ、とはUOにハマってる友人の談。 問題は通信コストとサーバーの数か?SEGAとマイクロソフトがどれだけ本気でやってくれるのかお手並み拝見といったところ。
モデム接続はいいとして。
モデムユニットは、将来のインフラの変化に対応するため取り外しが出来るように仕様変更! つまり、今の世の中ならモデムで十分だけど、「今時イス電(ISDN)当然じゃ〜ん」という世の中になればTAユニットが発売され(たぶん)、「専用線で繋いでないなんて信じらんな〜い」という世の中になれば100Base-TXのLAN接続ユニットが発売され(きっと)、「やっぱワイヤードなんて過去の遺物だよね〜」なんて世の中になったりすればイリジウム衛星通信ユニットかなんかが発売される(かも!しれない)のである!ブラボー! ていうか10Base/100BaseのLANアダプタ程度はサクっと発売して欲しいものだ。(990116) | |
OS | |
ボディに"Powerd by WindowsCE"のロゴが(笑)!! うーん、マジでWindows系マシンなのね、という実感がわいて良い。単なるゲーム機じゃないのよ、みたいな。 ゲーム機でWindowsCEが、冷蔵庫でサーバーが動くこの御時勢。数年前は笑い話にもならなかったようなことが、現実となっていく。たぶん、電気ガマにWindowsが載る日も、そう遠くでは無いと、個人的には思う。
ところでDreamcastに載るCEは、ゲーム機用にカスタマイズされた特別バージョンとのこと。どうもGUIが付いてないようだ。かといってCUIも付いていない。これではインターネットのブラウザを動かすことも出来ない。GUIはCD-ROMで後付けなのだろうか。 詳細はココ参照。
やはり、といっては何だが、やっぱりWindowsとDreamcastの相互移植は容易であるようだ。 未だ不明なのが、WindowsとDreamcastのデータ互換性。ぶっちゃけて言えば「繋いで対戦できるか否か」。(980711) ところで。現時点でWindowsCE上で開発されている(と公表されている)ゲームは、セガラリーのみ。・・・まだ出てねえじゃん!(爆) セガラリーが発売延期になったのって、対戦インフラの立ち上げに手間取ってるんじゃなくて、CEでのゲーム開発に手間どってるんじゃないか?(990116) ・・・あ、いつのまにか出てたね。ラリ2。 28日だっけ?まだ見てないけど。(990130) | |
CD-ROM | |
最大12倍速。「最大」ってことは、おそらくCAV(角速度一定)方式であると予想される。
普通のCD(及びCD-ROM)は、CLV(線速度一定)方式である。
・・・でもどうせならムービー表示中に次のデータを読み込むみたいなことぐらいはやって欲しいよな。 | |
最大同時発色数 | |
まあこんなもん。6万色では少ないかもしれないけど、これ以上出してもしょうがない。 そういや最大解像度はどのくらいなんだろう。ビデオ出力で800x600くらいは出るのか?
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データセーブ方法 | |
ビジュアルメモリは液晶画面のついたメモリカード(たまごっち系ミニゲーム機に類似)である。 それ自体がゲーム機になり、RPGの経験値かせぎや友達との対戦、トレードなど可能性は大きい(・・・が、液晶画面は小さい。48x32ドット)。 Dreamcstのコントローラーにビジュアルメモリを挿して、データのセーブ(及びプログラムのダウンロード)を行う。 コントローラーに挿さった状態でも液晶画面は生きていて、ゲーム中のデータなどを表示する事が可能。例えばマージャンやトランプのようなゲームに応用が効きそう。TV画面には捨牌などを表示し、手元の液晶画面に配牌を表示するなど。あと対戦テトリスとかもいいかも(笑)
ちなみに、Dreamcstのコントローラーには、ビジュアルメモリ用のスロットが2つ付いている。
出るって。振動パック。 最初から付けとけよ・・・とも思うが、まあコストとかいろいろの面で無理だったのであろう。・・・と好意的解釈。 (990130) | |
本体重量 | |
結構重い・・・のかな?電源内蔵なら重くて当然かも。大きさによって体感的な重さも変わってくるけど。 | |
本体寸法 | |
結構小さい。すくなくともサターンよりかは小さいし、プレイステーションよりも小さい。 | |
時計機能 | |
もちろん無いよりあった方がいい時計機能。2000年問題をクリアしてるかどうかは謎。 | |
タワゴト | |
なんとか全部の項が埋まりました(爆)。 |