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ヨシ群落  ようこそ!
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ここでは、琵琶湖のヨシに関する情報をご覧下さい

淡海のヨシ群落
琵琶湖の周辺には、ヨシの自然群落が多く見られ、美しい風景を生み出すとともに琵琶湖の生態系の中で重要な働きをしています
水鳥や魚の生息の場として
 ヨシは、湖辺の生きものたちの生命を豊かに育んでいます





湖の水質保全に役立っています
 富栄養化の原因であるチッソを25% リンを22%除去するなど湖辺の水質浄化に役立っています

湖辺の侵食防止
 ヨシの地下茎は、湖辺の侵食を防止します。

ヨシの種類 日本には、ヨシ、ツルヨシ、セイタカヨシの3種類が分布。琵琶湖で群落をつくっているのは、ヨシです
ヨシの成育環境 ヨシは、水深60cm以下、砂質壌土で波の弱いところでよく成育します
ヨシの繁殖







ヨシの植栽









ヨシ条例の制定
  ヨシの繁殖には、次の方法がある                                                        
1 地下茎の利用     地下茎を利用するものであるが、活着率がよくない
2 株の移植        小株では活着率が良くない。大株にすると既存の群落の減
                少をまねくので大量育苗は困難
3 種子繁殖        大量育苗が可能であるが、病虫害に弱い
4 挿し木育苗       緑茎を用いて、同一栄養系を大量に増殖でき、かつ、病虫
                害に強い。海環境保全財団が実用化し、特許を取得した
                
1 地形と水深       勾配1/50の遠浅、最大水深1.3m(60pを越えると生育が
                悪い)
2 風波           強い風が当たらず、湖底の安定したところ
3 底質           砂質壌土
4 苗             ポット苗、マット苗(ヤシガラ繊維で出来た縦横1m厚さ
                15cmのマット)あるが、風波に強いマット苗が、好成績を
                あげている
5 植栽時期        春〜秋


衰退する琵琶湖のヨシを守り、育て、活用するため滋賀県では、平成4年度にヨシ
群落保全条例を制定した 
ヨシぐんらく地域指定図
  
 琵琶湖    保護地区  35ha
         保全地区  86ha
         普通地域  12ha
           計    133ha
 湖北             76ha
 湖南             57ha
 
 区域数           45地区

ヨシ保全条例の三つの柱
 1 守る
   琵琶湖や内湖で保全が必要なヨシ群落や植えて増やす場所を「ヨシ群落保全
  区域に指定し区域の中でまとまった群落を保全地域に、そのうち、群落の機能か
  ら見て特に重要な場所を「保護地区」に、その他を普通地域に指定している
 
 2 育てる
   ヨシの生育にとって重要な刈り取り、焼き払い、清掃を行うとともに、波によって
   傷つけられれているヨシ群落には、消波柵を設けたり、ヨシの無い所には植栽
   して再生、増殖に努めることとしている
 3 活用する
   衝立、ヨシ工芸品、などに使われてきたが、新たな利用方法についての、調査、
   研究をすることしている



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