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![]() 『住宅建築 2006年 7月』 -林雅子という建築家- 編集:建築思潮研究所 発行:建築資料研究社 定価:2,450円(本体2,333円+税5%) A4・164p ![]() |
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創刊31年目を迎えた『住宅建築』のリニューアル第三号。第一号 第二号 女流建築家の草分けとして知られる林雅子。住宅を中心に、オフィスビル、ギャラリーなど、様々な作品に共通するのは、空間のダイナミックさ。本特集は、そんな林雅子の建築家としての特質を、さまざまな作品の紹介と、林昌二氏、古谷誠章氏、石堂威氏等、彼女自身や作品に触れたことのある人々の貴重な証言によって余すところなく伝えます。 |
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<目次> 特集 林雅子という建築家 巻頭論 融通無碍の自由さ−相違する無数の居心地が並存する家・・・古谷誠章 林雅子のつくるすまいと空間 《すまいづくりの原点》 Oさんのすまい − 1952年 清家清研究室時代の処女作 O夫人のすまい − 1953年 磨き丸太の小屋梁を現しとした艶のあるすまい 平らな屋根のすまい(私たちの家・l期)1956年 シンプルな生活を楽しむ練られたプラン 私たちの家・U期〜1978年 暮らしの歴史と環境の変化に対応したアクロバティックな増改築 《単純明快でたおやかな空間》 草崎クラブ − 1964年 電柱丸太を使った合掌がつくる三角形の大空間 末広がりの家 − 1965年 丸太の小屋組がつくる骨太の空間 霞ヶ浦の家 − 1970年 複雑な木構造と暮らしを楽しむすまい 崖の家 − 1975年 崖地を活かし大きく跳ね出す空中に浮くすまい ギャラリーをもつ家 − 1983年 南北に大きく跳ね出す住空間 《躍動する〈近代〉を表現した空間》 門構えのオフィスビル − 1963年 瓦屋根を載せた長屋門のオフィスが都市的風景を生成 海のギャラリー − 1966年 厳しい環境に耐える大胆な構造で、海中を繊細に表現 三泉寮(日本女子大学軽井沢寮)− 1979年 森に囲まれた鉄トラスを現しにした大空間 浜口ミホという存在−戦前・戦後をつなぐ視点から・・・宮内嘉久 座談会 「空間の骨格」という思想の林雅子流−論理的な構造と直観力が つくる空間・・・林昌二×石堂威×平良敬一 [今月の2題] 金山町きごころ橋 設計=片山和俊+DIK設計室 湖北白ばら幼稚園 設計=アトリエ・ヨシダ 構造設計=増田建築構造事務所 平成18年東京建築士会〈住宅建築賞〉報告 生活という今日的なデザインテーマをどう考えるか・・・鴛海浩康、藤本壮介他 連載 世界の集落めぐり第2回 ドイツ・フロイデンベルク・・・文・写真=太田邦夫 時を超えて生きる第7回 町の歴史を見守ってきた土蔵を記念館に 芭蕉の館・・・文=中森勉 新田園都市実験第2回・・・文=齊木崇人 書評 イベント・ニュース プロフィール 次号予告 バックナンバー |
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