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《意中の建築 上巻》
著:中村好文
発行:新潮社
定価:2,940円(本体2,800円+税5%)
142p27cm
4-10-435004-4
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良い建築には独特の「匂い」がある――「住宅巡礼」を終えた建築家が、いよいよ長年心惹かれてきた古今東西の建物を巡る旅に出発。 本の神殿のようなアスプルンドの図書館、庭石一つおろそかにしない村野藤吾のオフィスビル、マティスが遺した光の礼拝堂から、韓国の鄙びた集落、インドの不思議な天文台、タルコフスキーが好んだ廃墟まで、「心地よい住まい」をつくる名人が、長年心惹かれてきた建築を訪ね歩く。写真、イラスト満載。読者のための見学案内つき。オールカラー。 |
<中村好文 (なかむら・よしふみ) プロフィール>
建築家。1948年千葉県生まれ。
1972年武蔵野美術大学建築学科卒業。
宍道建築設計事務所勤務の後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。
1976年から1980年まで吉村順三設計事務所に勤務。
1981年レミングハウスを設立。
1987年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。
1993年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞。現在、日本大学生産工学部居住空間デザインコース教授。著作は『住宅巡礼』『住宅読本』(ともに新潮社)、『普段着の住宅術』(王国社)、柏木博氏との共著に『普請の顛末』(岩波書店)がある。 |
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《意中の建築 下巻》
著:中村好文
発行:新潮社
定価:2,940円(本体2,800円+税5%)
143p27cm
4-10-435005-2
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建築を見学するのに理屈なんかいらない。建築は「理解」するものではなく、見て、触って、包み込まれて感じるものだ――ル・コルビュジエの推敲が透けて見える住宅、改修の名手カルロ・スカルパによる古城の美術館、北欧の森にたつ小さな礼拝堂、抽象画のように美しい沖縄の石塀、“名建築”の見方がぐっと広がります。読者のための見学案内つき。 |
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