HP内の目次へ・検索もできます!  《日本美術 no.474》京都-古都の近代と景観保存-

3623号      3627号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻3626号

気になる・近刊書一覧
2005年10月12日 発売予定!
《日本美術 no.474》
京都-古都の近代と景観保存-


監修:独立法人国立博物館・東京・京都・奈良・九州
独立行政法人文化財研究所・東京・奈良
著:苅谷勇雅
発行:至文堂
定価:1,650円(本体1,571円+税5%)B5・98P
豊富な図版(カラー/モノクロ)掲載約100点
4-7843-3474-2
送料をお選び下さい!★タイトル・著者・発行所・定価・ISBN等をコピーして下さい・★ご購入フォーマットのご注文書籍名に貼り付け下さい!
伝統や美意識を維持しながら進めた近代京都の「まちづくり」
幕末期の混乱、明治維新後の東京遷都などによって荒廃した京都を、市民や行政指導者は自立性と独自性をもって近代化を進め、都市として発展させた。その「まちづくり」の過程で、千年の都市の伝統や美意識を忘れることなく、【近代化】【歴史的景観や風致景観の保全】を両立させるためさまざまな努力を重ねている。そうした努力の積み重ねの結果、京都は伝統を保ちながら、なお活力ある都市として今日に至っている。本書では明治以降の京都のまちづくりの歴史を振り返る中で、京都がいかに歴史都市としての伝統、風格を保ちながら近代化、現代化を図ってきたかを通関し、京都の豊かな次の千年を展望することとしたい。
<主要目次>
はじめに 明治初期のまちづくり
近代化と景観保全施策のはじまり
 街路景観の整備/公園の開設と御所の整備/山林の保護
琵琶湖疎水建設とまちづくり
 疎水建設と景観への配慮/名区勝地の保護
第3期京都策と景観整備
 古社寺の保存/産業振興と風致保全/鉄道敷設と東山景観保全/内貴市長とまちづくり構想と風致保存策/三大事業等にみる開発と保存/三条通りの建築と景観/洋風建築と市民
大正・昭和戦前期における景観保全の努力と保全制度の確立
 大正前期のまちづくり/高瀬川、堀川の保全の努力/鴨川の風致保全-納涼床をめぐって/街路景観の整備-道路拡幅と街路樹、街灯整備/景観保全制度の発足と進展/大正後期〜昭和戦前のまちづくりと風致地区 他
昭和戦後〜四〇年代初期の景観思潮と保全施策の検討
 昭和三〇年代までのまちづくり施策と景観問題/「まちづくり構想」と市街地景観対策の整備
景観問題の深刻化と新しい景観施策
結びにかえて-今後の京都の景観施策への提言
 景観の定期的モニタリングの実施/景観施策における公平性と柔軟性の確保/土地利用計画等と一体となった景観施策/美しい都市への実現への積極的努力/景観施策と景観・まちづくりセンター/景観施策にかかる人材のいっそうの充実
補章:京都の歴史的町並みの保存



TAIRYUDO SHOTEN Co.,Ltd  TEL:075-231-3036 FAX:075-231-2533