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2005年10月12日 発売予定! | |
![]() 京都-古都の近代と景観保存- 監修:独立法人国立博物館・東京・京都・奈良・九州 独立行政法人文化財研究所・東京・奈良 著:苅谷勇雅 発行:至文堂 定価:1,650円(本体1,571円+税5%)B5・98P 豊富な図版(カラー/モノクロ)掲載約100点 4-7843-3474-2 ![]() |
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伝統や美意識を維持しながら進めた近代京都の「まちづくり」 幕末期の混乱、明治維新後の東京遷都などによって荒廃した京都を、市民や行政指導者は自立性と独自性をもって近代化を進め、都市として発展させた。その「まちづくり」の過程で、千年の都市の伝統や美意識を忘れることなく、【近代化】【歴史的景観や風致景観の保全】を両立させるためさまざまな努力を重ねている。そうした努力の積み重ねの結果、京都は伝統を保ちながら、なお活力ある都市として今日に至っている。本書では明治以降の京都のまちづくりの歴史を振り返る中で、京都がいかに歴史都市としての伝統、風格を保ちながら近代化、現代化を図ってきたかを通関し、京都の豊かな次の千年を展望することとしたい。 |
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<主要目次> はじめに 明治初期のまちづくり 近代化と景観保全施策のはじまり 街路景観の整備/公園の開設と御所の整備/山林の保護 琵琶湖疎水建設とまちづくり 疎水建設と景観への配慮/名区勝地の保護 第3期京都策と景観整備 古社寺の保存/産業振興と風致保全/鉄道敷設と東山景観保全/内貴市長とまちづくり構想と風致保存策/三大事業等にみる開発と保存/三条通りの建築と景観/洋風建築と市民 大正・昭和戦前期における景観保全の努力と保全制度の確立 大正前期のまちづくり/高瀬川、堀川の保全の努力/鴨川の風致保全-納涼床をめぐって/街路景観の整備-道路拡幅と街路樹、街灯整備/景観保全制度の発足と進展/大正後期〜昭和戦前のまちづくりと風致地区 他 昭和戦後〜四〇年代初期の景観思潮と保全施策の検討 昭和三〇年代までのまちづくり施策と景観問題/「まちづくり構想」と市街地景観対策の整備 景観問題の深刻化と新しい景観施策 結びにかえて-今後の京都の景観施策への提言 景観の定期的モニタリングの実施/景観施策における公平性と柔軟性の確保/土地利用計画等と一体となった景観施策/美しい都市への実現への積極的努力/景観施策と景観・まちづくりセンター/景観施策にかかる人材のいっそうの充実 補章:京都の歴史的町並みの保存 |
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