ＪＡ59 AUTUMU2005 吉村順三─JUNZO YOSHIMURA─

京都発大龍堂：メールマガジン通巻３５８８号


《ＪＡ59 AUTUMU2005 吉村順三》 ─JUNZO YOSHIMURA─ 編集・発行：新建築社定価：2,500円（本体2,381円＋税5％） A4・148Ｐ
＜建築の純粋さとは何か─創作の根＞建築の純粋さとは何か、それは建築材料を正直に使って、構造に必要なものだけで構成するということである。柱は常に屋根を支える役割をもち、障子の桟は造形的なパターンであるとともに、しっかりした構造的な役割をもっている。これらの構成はもっとも簡単でしかも清楚な美しさをつくり出していて、これが私は純粋さということであると思う。（1983吉村順三）
＜目次＞論文 004　　日々の着地した視点から、人びとの経験を豊かに拓く・・・益子義弘 006　　吉村順三─近代日本が生んだ独自の古典主義・・・香山幸夫 008　　掌で陽だまりを掬うように─吉村順三の方法・・・松山巌 138　　振る舞いの善し悪し・・・塚本由晴作品 011　　建築の純粋さとは何か－創作の根 012　　南台の家（吉村邸） 022　　軽井沢の山荘（吉村山荘） 032　　松風荘（ニューヨーク近代美術館に展示した日本建築） 034　　国際文化会館住宅 036　　御蔵山の家 039　　自分の好きな居心地の良いスペース─火と水と木の詩 040　　下総中山の家（東山邸） 042　　自由が丘の家（園田邸） 044　　青山の家（京極邸） 046　　井の頭の家（日高邸） 050　　田園調布の家（猪熊邸） 054　　軽井沢の山荘B（脇田山荘） 060　　俵屋 064　　東京倶楽部 066　　家具 069　　デザインする一軒から街並を変える─街・都市 070　　NCRビル 076　　青山タワービル・タワーホール 080　　河庄 084　　ジャパン・ハウス 088　　池田山の家 092　　浜田山の家 095　　建築家には実物をつくるという責任がある─職業倫理 096　　新宮殿基本設計 103　　敷地の持っている雰囲気がまず一点─建築と環境 104　　ポカンティコヒルの家（ロックフェラー邸） 110　　モテル・オン・ザ・マウンテン 112　　湘南の家 116　　山中湖の山荘（亀倉山荘） 120　　奈良国立博物館 122　　愛知県立芸術大学 128　　八ヶ岳高原音楽堂 144　　プロフィル 145　　作品年譜