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《高齢者が気持ちよく暮らすには》
─カギを握る温熱環境─
編:日本建築学会
発行:技報堂出版
定価:1,890円(1,800円+税5%)
B6・176p
4-7655-2487-6
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高齢者の健康に室内外の温度や湿度は大きな影響を与えている。しかし,住宅の性能と冷暖房器具の使用方法はさまざまであり,それにより室内の環境は大きく変わってくる。本書は高齢者が居住する住宅や施設での温熱環境の実態をとらえ,改善方法や各種設備機器の情報などを提供する。一般の人たちはもちろん,福祉コーディネーターなど福祉施設や在宅介護支援にかかわる人たちの副読本に好適。 |
<目次>
序章 用語解説
第1章 高齢者の生活と環境
1 高齢化の現状
2 長くなる老年期
3 高齢者の生活と環境
4 高齢者の住まいの環境
第2章 高齢者のからだの変化
1 老人らしさ
2 老化による一般的なからだの変化
(1) 皮膚の老化
(2) 感覚系の老化
(3) 骨・関節の老化
(4) 筋力・筋肉の老化
(5) 消化器系の老化
(6) 呼吸器系の老化
(7) 循環器系の老化
(8) 腎・尿路系の老化
(9) 脳・神経系の老化
第3章 温熱環境の高齢化への影響
1 温熱環境による健康障害
2 温熱環境変化への生理的対応
3 温熱環境に対する高齢者の感覚
4 湿度環境の影響
5 高温環境の影響
6 低温環境の影響
7 大きな温度差の影響
第4章 温熱環境の基準
1 高齢者のための基準の考え方
2 代表的な基準
第5章 住まいの温熱環境
1 地域差の大きい日本の気候
2 事例からみた温熱環境の現状と問題点
(1) 高齢者が住む住宅の断熱気密性能
(2) 高齢者が住む住宅の温熱環境
第6章 施設の温熱環境
1 高齢者居住施設における現状と問題点
(1) 冬の温度と湿度に関する問題点
(2) 夏の温度と湿度に関する問題点
(3) 施設職員の温熱環境調整の実態
2 医療施設における温熱環境の現状と問題点
(1) 小規模病院
(2) 大規模病院
第7章 暖房や冷房に用いられる機器の原理と使用法
1 住宅編
2 施設編
まとめ |
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