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《建築とモノ世界をつなぐ》
_モノ・ヒト・産業、そして未来_
著:松村秀一
発行:彰国社
定価:2,100円(本体2,000円+税5%)
四六・204p
4-395-00661-2
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情報や物品の流通がそれほど活発でなかった時代の地域性豊かな「ヴァナキュラー」建築に対して,工業製品に取り囲まれ,情報も物品も地球規模で流通する現代にふさわしい建築的な行為の組み立てを「ネオ・ヴァナキュラー」と称し,いま世界・日本でみられる動きを包括的に探り,21世紀のモノづくりとしての建築(生産や流通,設計)の新たな可能性を考える。著者自らが材料や住宅部品の生産現場や工業化住宅のルーツを訪ねるなど,多角的なアプローチで建築の方向性を探ろうとしている。 |
<目次>
第1章 工業化社会のなかでの建築作法(1.剣持りょうの予言と現在/2.1兆円企業の原点/3.「無目的な箱」という構想/4.ジャン・プルーヴェの今日的意味)
第2章 地域資源の編成法(1.工務店の世界/2.現代建築の方言/3.焼物の町から4.造家と造林)
第3章 生活者社会に根づく(1.「捨てられた住宅」に見る未来/2.SI住宅/3.部品流通のグローバリゼーション/4.ブリッジング)
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