HP内の目次へ・検索もできます! 建築物ウクレレ化保存計画  伊達伸明作品集

3018号      3020号


京都発大龍堂:通巻3019号

《建築物ウクレレ化保存計画  伊達伸明作品集》

発行:青幻舎
定価:1,575円(本体1,500円+税5%)
B5・32点ケース入
4-86152-027-4
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取り壊される建築物の廃材を活かしてウクレレを作り肌合いに込められた建物の記憶を保存するというプロジェクトを集成。「食糧ビルウクレレ」や「法善寺横丁ウクレレ」など28本のウクレレに思い出の「再生」が果たされる。新しい現代美術の調べ。
ウクレレという形を選んだのは、何といってもその小ささ。邪魔にならないしかわいいし、仮に現場から3寸角の柱1本しか手に入らなくても作ることのできるサイズの楽器だからである。また、演奏経験のない方が持主になることも多いため、さほど特殊な練習をしなくても気軽に弾けるという親しみやすさも理由の一つだ。材料は直接家の方の話をうかがいながら選ぶようにしている。解体前の最後の様子を写真に撮った後たいていはその日のうちに切り出して持ち帰る。実際の作業で最大の難関は側板の曲げ加工である。板状に切り出した材料の表面を2mm程度に薄くしてから曲げるのだが、塗料や落書きなどが残った表面を傷めないように水と熱で曲げていくのはなかなか神経を使う。思い出とは関係のない傷を新たにつけてはいけないし、もちろん割ってしまったりしては取り返しがつかない。代わりの材料を手に入れようにも家はもうないからである。順調に進めば1ヵ月ぐらいで出来上がる。しかししかし引越しや仮住まい生活で落ち着かない時期を避けて、新居が完成した頃にもう一度お宅を訪問して直接手渡す。楽器は器である。演奏家、作曲家、所有者たちのさまざまな思いがそこには満ちていて、時に流れ出して音となる。そしてそのあふれる思いの大きさに人は共鳴する。建物もまた、人々の生活や営みを容れて守ってきた器である。「建築物ウクレレ化」とはつまりその器の形を少しだけ変えるという作業にすぎない。盛りだくさんの思い出は楽器を彩るのにふさわしく、さらに新たなキズが出来たりすりへったりすればそれも新しい生活の出来事として器の音をふくらませてくれるだろう。だからやはり自分の家のウクレレの音が一番いい音なのだと思う。―伊達伸明

いやあ〜「銭湯ウクレレ」は感動しました。裏板の部分がガラスで風情があるんですが、これがまたなんとも良い音がするんです。何よりそんな偶然が素晴らしいと感心しました。―GONZAREZ三上

この世にたった一本しかないウクレレ、しかも思い出が一杯詰まったウクレレ、それだけでも素晴らしいのに、弾いてみるとこれがまたイイ音がするのでびっくり!!楽器として人前で鳴らせてあげればなお最高。―TITI松村



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