都心居住_都市再生への魅力づくり_

758号      762号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻760号

≪都心居住≫
_都市再生への魅力づくり_
編著:インターシティ研究会
発行:学芸出版社
定価:本体2400円+税
21cm239p
4-7615-2277-1
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都心居住を単に住むだけの問題でなく、都市再生の原点といえる都心部の魅力づくりの核と考え、多元論的視点で、都心居住の新しいスタンダード、都心の将来像と都市再生などについて述べる。
 
マンションの人気が高まり、都心人口が増加している。政府や自治体の政策にも、都市再生が盛り込まれるようになった。本書はそこで大都市大阪を例に、まず日本の都市住宅の問題点を探り、今後どうすべきかを語った。さらに都心回帰現象の内実を分析、都心のポテンシャルをまちづくりにどう生かすか、具体的な動きもふくめて紹介した。
<インターシティ研究会>
1985年に設立された自主的な都市研究と情報交換の会。大阪を中心に東京などにも会員がおり、数名の外国人メンバーも含まれている。会の趣旨に賛同する個人・法人なら随時入会可能。研究会報「インターシティズ」(季刊)を発行しているほか、年7〜8回のフォーラムやワークショップを開催し、広く内外の都市情報の紹介や、市民・都市研究者・行政マンなどとの交流・交歓を続けている。 フォーラムやワークショップは一般に公開されており、誰でも参加できる。
<目次>
T 都心居住の新しいスタンダードへ
第1章 都心の七不思議……中筋 修
都心部に人がいない不思議
たてまえの都心部と本音の郊外〜歴史的二重構造都市の不思議
都市住宅が成熟しない不思議
マンションの奇妙なロックイン現象の不思議
住宅建設大国、中古市場不在の不思議
本音としての都心回帰にむかい始めた市民像の不思議
郊外流出のピーク時から都心居住を主張し続ける〈都住創〉の不思議
 
第2章 なぜか日本に導入されなかった世界の都市住宅……中筋 修
世界の都市住宅を分類する
田園の民、アングロサクソンの都市住宅〜接地型住宅
都市の民、ラテンの都市住宅〜空中楼閣
都市住宅のメルティングポット〜二つの城壁都市―パリとニューヨーク
東アジア諸都市のニューヨーク型都市住宅
 
第3章 都心居住の可能性へ……中筋 修
日本の都市文化は、その場しのぎの折衷型だ
文化人類学的考察〜〈仮設的(プレファヴ)終の棲家〉と〈恒久的(コンクリート造)仮の宿り〉 日本型コンドミニアムへのコンセンサスへ
都心居住へ―参加の論理
 
U 都心のポテンシャルと再生への視点
 
第4章 都心居住をめぐる新しい動き……大西靖生+濱田学昭
都市膨張の終焉
都心住宅の値下り
都心に住む人が増えている
都心マンションと郊外マンションの違い
増加している都心集合住宅
見えてこない都心居住
都心居住を考える
都心居住の課題
都心居住の推進
おわりに
 
第5章 ハウジングNPOと都心居住……松元隆平
ハウジングNPOとは
欧米のハウジングNPO
日本のハウジングNPO
NPOハウジングがもたらす豊かな都心居住
 
第6章 若者が棲み、ベンチャーが挑む、「船場ニューポート」……藤本憲一
都心を回遊するフィールドワーカー……船場研究体の活動
船場研究体・入植宣言1999 「ネットワーク家族と遊民の暮らし……出会いのジャングル、情報の波間」
新しい「公共性」とは?……カフェという「空間嗜好」「空間秩序」
「カフェ」の担い手はだれ?……プロデューサー>プロダクションの時代
「カフェ」を、都心の「街づくり大学」に! ―富田林市での失敗
都心居住と、街づくりの主体としての若者
 
第7章 大阪都心の歴史的文化的奥行き……藤原三恵子
船場に眠る都市資源
大阪都心伝説の間違い
都市資源の新しい活用による都心再生
 
第8章 異人町の再生 『周縁的な都市空間』がもたらす都市の個性と活力……國本喜之
『周縁的な都市空間』の発見
『周縁的な都市空間』の存在基盤
『異人町』という提案
『川口中華街』復活、再生構想
街、マチ、町、まちについて
 
V 都心の将来像と都市再生
 
第9章 2015年の都心は……宮川敬章
収縮する社会
2000年―変化の兆し
都市のメタモルフォーゼ
2015年―アトラクティブシティ大阪
 
第10章 500万人都市・大阪への構図……加藤晃規
20世紀都市の分散政策と集中政策
昼間人口を増やしつつ、昼夜間人口比率を下げる都市戦略
500万人都市・大阪のイメージ
新大阪・江坂地区にみる業務集積の動向
IT企業のオフィスの行方とまちづくり
500万人都市・大阪への構図
 
あとがきにかえて……中筋 修さんを惜しむ