石の街並みと地域デザイン

655号      660号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 657号


≪石の街並みと地域デザイン≫
_地域資源の再発見_

著者:三宅正弘
発行:学芸出版社
定価:本体2000円+税
21cm174p
4-7615-2274-7

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日本の風土が育んできた石の文化、培われてきたデザインを紹介し、それらが街並み形成に果たす役割を考察。あまりにも身近で気づかれないでいた、しかし大きな可能性を秘めた石による地域計画の視点を提示する。
<目次>
序章
木の国に育まれた石文化
1章
石の国・日本
◆日本の石のランドスケープ
 日本の石/石の造形/石の個性が織りなすランドスケープ
◆火山岩のランドスケープ
 六角形の造形デザイン/亀甲型の石垣/金沢の石の街並み
◆御影石(花崗岩)のランドスケープ
 全国の御影石(花崗岩)/地域によって異なる花崗岩の色/
 谷崎潤一郎の白い地面、志賀重昂の白砂/瀬戸内の花崗岩/
 瀬戸内の石の街並み
◆青石(変成岩)のランドスケープ
 日本にかかる青石の道/三波川変成岩でのつながり/
 青石の道の街並み
◆凝灰岩のランドスケープ
 建築デザインに使われた石/石造美術を支えた石/凝灰岩の街並み
◆砂岩のランドスケープ
 層を持つ砂岩のランドスケープ/修業の岩場/海峡を渡る和泉砂岩
2章
石の街並みの形成
◆自然と向き合う石の街並み
 水に向き合う石垣/風に向き合う石垣/
 農業が育んだ石垣―石垣いちご
◆集落の石の街並み―村人のデザイン
 農村集落の景観/都市に埋没する集落/継承される集落の街並み/
 三タイプの石積み/地場の石によるデザイン/石垣は生活史博物館
◆ニュータウンの石積みの変化
 石材の大量流通/石棺にも用いられた石の三色積み/
 石積みからコンクリートへ/コンクリートから石張りへ/
 輸入石材の支える景観
 
◆変容するお屋敷街・邸宅街
 関西のお屋敷街を彩る石/継承されるお屋敷街のイメージ/
 お屋敷街のこれから
◆お屋敷街を継承するマンション街
 お屋敷の街並みの継承―阪神間のマンション街
3章
石が織りなす都市文化
◆都市に育まれた多様な石文化
◆今も続く石の都・飛鳥
 古代に華開いた石造文化/明日香村に現存する石の都/
 次代に継承される飛鳥石
◆花崗岩の住宅都市・阪神間六甲山麓
 白砂の住宅地/地場石垣の形成/石の産地の住宅地開発/
 石でデザインされた住宅地・六麓荘/
 川がもたらす住宅地の石のデザイン/
 本御影石の盛衰/地場石垣の街並みの現状/
 山麓住宅市街地(芦屋市)の石垣の現状/
◆名石の集まる古都・京都
 多彩な石をもつ都/京都の街に溶け込む瀬戸内の石/
 石の地域デザインのお手本
◆東京・山の手の石文化
 東京の石の街並みの変遷/東京・山の手の大谷石の街並み/
 東京へ石を供給した産地の街並み
4章
石の地域デザインの可能性
◆石のリサイクルで、街を博物館に
 石のリサイクル/リサイクルされた歴史の証人/街は石の博物館
◆街をエコロジカルなロックガーデンに
◆石垣バンク
 街が石の採石場/石垣バンクの提唱/地域内流通/
 新たな商品開発と廃材の活用法
◆石垣バンクと石の公園づくりの実践
 材料の確保/石の置場/文化財と廃材の活用/
 設計段階における問題点/
公園デザイン/石垣バンクの課題
◆石の地域デザインの可能性
 街の色と地域らしさ/石を使った地域間交流