月刊「カーサ ブルータ」2000/12


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 286号

月刊
「カーサ・ブルータス」
2000/12


発行:マガジンハウス

定価:880円

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品切れ絶版
<大特集>
日本といえば、なぜKATURAなのか桂離宮は400年前のモダン住宅でした。
20世紀はオランダ建築に追いつけないあのF・シモンが緊急来日、「日本に本物のジビエはありますか?」今やアート並みのコレクターズアイテム?それでもJ・プルーヴェがすきですか?
日本の文化や芸術で、外国人の評価によって発礪され、見直されてきたものは数隈りなく存在します。京都の南西、桂川の西側にひっそりと停む桂和音もそのひとつ。建築が構想された1615年から300年以上も経た1933年に、ブルーノ・タウトというドイツの建築家により、その名を広く世に知らしめることになりました。
桂はある意味、日本建襲の象徹といってもいいでしょう。どの風景を切り取っても、自然と建物が仲睦まじくもつれ合うように見事に融合しています。かつ、威厳を持ちつつ、格式離れした粋なスマートさも兼ね備えているのです。もしかして、桂を作った我々の祖先が持ち合わせていたそんな繊細な感覚やセンスは、本来日本人が持ち合わ
せている造形の思想なのかもしれませんね。
種を見たタウトが「影響力を持つ建尊家にとって、種離宮ははるかな目標となるであろう」と予言したように、果たして、桂は世界の建築を救うことができたのでしょうか?やっと日本でも、一般レベルで建物と自然の共存が見直されてきています、400年前のモダン建築、桂難宮に、我々の「住」の未来を託してみませんか?