ユニバーサルデザインのまちづくり_みんなに優しいまちを目指して_

2275号      2279号


京都発大龍堂:通巻2276号


《ユニバーサルデザインのまちづくり》
_みんなに優しいまちを目指して_

著者:樗木武
発行:森北出版社
定価:2,730円 (本体2600円+税)
B5・192p
4-627-45231-4
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まちづくりにおけるユニバーサルデザインの考え方を,理念や意義,手順などの基本的事項から建物,道などの相互関係まで体系的にとらえ,あらゆる人々の社会参加を目指すまちづくりのあり方をわかりやすく解説した入門書.
<大目次>
障害者から見た“まちのバリア”と“障害者福祉政策”の展開/みんなに優しい“ユニバーサルデザインのまちづくり”とは/みんなが集まる“にぎわいの建物”のユニバーサルデザイン/など全7章
<目次>
1 障害者から見た“まちのバリア”と“障害者福祉施策”の展開
1.1 まちづくりは誰のためか
1.2 障害者から見たまちの中のバリア
1.3 これまでの障害者福祉施策はどのように展開されてきたか
1.3.1 国連を中心とする国際的な障害者施策の展開と動向
1.3.2 わが国における障害者福祉施策の展開と動向
1.4 障害者基本計画および障害者計画

2 みんなに優しい“ユニバーサルデザインのまちづくり”とは
2.1 バリアフリーのまちづくりからユニバーサルデザインのまちづくりへ
2.2 ユニバーサルデザインのまちづくりの対象
2.3 ユニバーサルデザインのまちづくりに関する法令
2.3.1 障害者基本法および高齢社会対策基本法
2.3.2 建築基準法とハートビル法
2.3.3 交通バリアフリー法
2.3.4 福祉のまちづくり条例
2.3.5 建築基準法施行令および道路構造令
2.4 ユニバーサルデザインによるまちづくりの検討手順
2.4.1 ユニバーサルデザインのまちづくりの対象抽出と目的,課題の抽出
2.4.2 まちの観察,調査と現状把握
2.4.3 まちづくりの基本原案の作成
2.4.4 障害状態,グレー状態の整理と検討事項の整理
2.4.5 ユニバーサルデザインのまちづくりへの対応策と代替案の作成
2.4.6 ユニバーサルデザインの観点からの評価
2.5 ユニバーサルデザインのまちづくりの原則

3 みんなが集まる“にぎわいの建物”のユニバーサルデザイン
3.1 特定建築物とそのユニバーサルデザイン上の問題箇所
3.2 玄関先のユニバーサルデザイン
3.2.1 スロープ
3.2.2 車椅子用昇降機
3.2.3 階段
3.3 建物出入口(玄関)のユニバーサルデザイン
3.4 廊下,階段のユニバーサルデザイン
3.4.1 廊下・通路
3.4.2 階段
3.5 エレベーター,エスカレーターのユニバーサルデザイン
3.5.1 エレベーター
3.5.2 エスカレーター
3.6 トイレのユニバーサルデザイン
3.7 駐車場,敷地内通路のユニバーサルデザイン
3.7.1 駐車場
3.7.2 敷地内通路

4 みんなが使う“人の道”のユニバーサルデザイン
4.1 これまでの道づくりの反省
4.2 人に優しい,安全・安心の道づくり
4.3 道にはどんなバリアがあるか
4.4 ユニバーサルデザインの観点で見た道の技術基準
4.4.1 道の横断構成について
4.4.2 道の平面線形
4.4.3 道の縦断線形
4.5 歩道のユニバーサルデザイン
4.5.1 歩道の通行ルールと実態について
4.5.2 歩道の幅員について
4.5.3 歩道における歩行空間と自転車空間の分離
4.5.4 車道と歩道との関係について
4.5.5 歩道の切り下げと横断勾配
4.5.6 歩道の舗装
4.5.7 歩道と車道との間の柵,車止めなど
4.6 視覚障害者のための誘導用ブロックのデザインと敷設
4.7 交差点および横断歩道のユニバーサルデザイン
4.7.1 平面交差か,立体交差か
4.7.2 平面交差について
4.7.3 横断歩道のユニバーサルデザイン
4.7.4 横断歩道橋,横断地下道のユニバーサルデザイン
4.8 安全に,安心して走行できる車道のユニバーサルデザインと高度道路交通システム
4.9 トランジットモールは人と公共交通を重視する
4.10 コミュニティ道路は人と車の共存を目指す
4.11 まちの中の歩行者天国,アーケード
4.11.1 歩行者天国
4.11.2 アーケード,フルモール
4.12 歩道の植栽とストリートファニチャーのユニバーサルデザイン
4.12.1 植栽
4.12.2 公衆トイレ,電話ボックス,ストリートファニチャー
4.12.3 照明,電柱などのポール類の設置について
4.13 重要なユニバーサルデザインの道の維持管理

5 みんなが利用する“便利な公共交通”のユニバーサルデザイン
5.1 厳しい経営環境ではあるが,重要さを増すまちの公共交通機関
5.2 公共交通とマイカーとの隙間を埋める準公共交通サービス
5.3 交通バリアフリー法と交通バリアフリー計画の策定
5.4 重点整備地区とそのバリアフリー化およびユニバーサルデザイン
5.5 移動円滑化された経路のバリアフリー
5.6 通路等および道のユニバーサルデザイン
5.6.1 通路等
5.6.2 道および立体横断施設
5.7 旅客施設のユニバーサルデザイン
5.7.1 鉄道駅,軌道停留所
5.7.2 バスターミナルおよびバス停留所
5.7.3 旅客船ターミナル
5.7.4 航空旅客ターミナル
5.8 旅客車両のユニバーサルデザイン
5.9 運行情報提供のユニバーサルデザイン

6 みんなが楽しむ“快適な公園”のユニバーサルデザイン
6.1 さまざまな役割を果たすまちの中の公園
6.2 公園のユニバーサルデザイン計画と設計
6.3 ユニバーサルデザインに配慮した公園のレイアウト
6.4 園路および出入口のユニバーサルデザイン
6.4.1 園路
6.4.2 出入口
6.5 パーゴラ,休養施設などのユニバーサルデザイン
6.5.1 パーゴラ
6.5.2 休養施設
6.5.3 トイレ
6.6公園における植栽のユニバーサルデザイン

7 みんなが頼りにする“まちの標識”のユニバーサルデザイン
7.1 現代のまちは標識を必要としている
7.2 まちには多様な標識があり,多くの問題を抱えている
7.3 標識の設計に求められる基本条件と手順
7.4 標識に潜むユニバーサルデザイン上の問題
7.5 ピクトグラム(絵文字)の導入について
7.6 標識のユニバーサルデザイン
7.6.1 標識の全般的なことについて
7.6.2 認知標識について
7.6.3 誘導標識について
7.6.4 状況標識について
7.6.5 規制標識について
あとがき
付表
索引