装飾の復権_空間に人間性を_

1999号      2003号


京都発大龍堂:通巻2002号

《装飾の復権》
_空間に人間性を_

著者:内井昭蔵
発行:彰国社
定価:[本体2,600円+税] 円
A5・194P
4-395-00538-1
送料をお確かめ下さい!ご購入フォーマットへ
〔装飾の復権〕は非常に重要だと思っている。自然を殺傷し,人間性を欠いた画一的な空間が,加速度的に多くなっている。「人間」を取り戻すことは「装飾」をこそ復権することだ。「装飾」は,合理性や理性で割り切れるものではなく,感性,好みといったようなものであるが,そのようなものが人間性を象徴し,それを建築から排除していったことが間違いであった。と,著者は説く。今こそ,建築に〔装飾の復権〕を!
<主目次>
1章 装飾序論(1私と装飾 2建築と装飾 3建築と芸術 4建築の空間構造
   5祈りと装飾〈装飾の中の宇宙〉 6宇宙と建築)
2章 装飾と空間(1満ち溢れた空間と快楽的空間 2塔と回廊 3つなぎの空間
   4建築のアンサンブル 5住空間と装飾)
3章 装飾のディテール(1屋根と天井 2壁と窓 3床 4柱 5階段)
4章 装飾の復権(1宗教と装飾 2近代建築の装飾性 3日本人の美意識と装飾)