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《空間構造物語》
_ストラクチュラル・デザインのゆくえ_
著者:斎藤公男
発行:彰国社
定価:[本体3,600円+] 円 26cm271p
4-395-00639-6
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空間と構造の交差点に立ち現れる幾通りもの「物語」によって織りなされている空間デザインの入門書。時間と空間の中で築き上げられた空間構造のデザインの世界に迫る。これまでの歴史の中で,建築空間と構造デザインが出会う場面には,時代や場所ごと,状況やそこに関わる人ごとによって,それぞれの物語が存在する。本書は,そうした空間と構造の交差点に立ち現れる幾通りもの「物語」によって織りなされている,構造デザインの入門書である。
本書の「物語」を支えるテーマ―〈歴史をめぐる視点〉〈人物をめぐる視点〉〈構造デザインをめぐる視点〉〈「発想から建設へ」をめぐる視点〉〈ストラクチュラル・アートをめぐる視点〉を軸に,空間構造の多様な展開とエンジニアの独創性,現代における構造設計の可能性とデザイン性について語りながら,著者がこれまでに「考えたこと」「体験したこと」「教えてきたこと」を織りまぜ,時間と空間の中で築き上げられた構造デザインの世界に迫る。 |
<著者紹介>
1938年群馬県生まれ。日本大学大学院工学研究科修士課程建築工学専攻修了。現在、同大学教授。工学博士。共著書に「つどいの空間」など。
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<目次>
1章 空間と構造の交差点
2章 古代文明の時代
3章 石と木の時代
4章 鉄の時代
5章 20世紀―可能性への挑戦
6章 独創の世界
7章 つどいの空間―空間構造デザイン
8章 二つのベクトル
9章 建築家のいないストラクチャー
10章 構造形態
11章 テクノロジーを進化させる
12章 発想から建設へ
13章 構造デザインの諸相 |
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