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《戦争と建築》
著者:五十嵐太郎
発行:晶文社
定価:2,415円(本体2300円+税)
22cm253p
4-7949-6580-X
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9・11、アフガン空爆、イラク戦争…。大都市を襲うテロと戦争の中で、建築は今後どう変わるのか?
歴史を横断しつつ、破壊と再生、防御をキーワードに、戦争と建築の関係を見つめ直す。
近代的高層ビルが崩壊した9.11は建築界でも大事件だった。連鎖するテロと戦争に建築は対抗出来るのか。その答えを求め、根源的な戦争と建築の関係を見つめ直す。古代ローマの要塞都市。第二次大戦時の建物偽装例。ハイテク都市防犯事情。NYグランドゼロ跡地開発。人智が凝縮した建築・都市から今何を学ぶべきか。気鋭の建築批評家による文明批評的都市論。 |
<目次>
終わらない冷戦-北朝鮮の建築と都市
1章 戦時下の都市
前線都市
防空都市
2章 戦争とデザイン
直線か、曲線か 伊東忠太と岸田日出刀
空からのまなざし 視覚的無意識としての近代都市
技術の母としての戦争 フラーとイームズ
3章 日常におけるサバイバル
サバイバルのための東京リサイクル
反フラット建築論に抗して
再発見されたエレクトリック・ラビリンス
4章 テロリズムと恐怖の空間
セキュリティ戦争の都市
9.11がもたらしたもの アポカリプスの都市2001
忘却しないために リベスキンドと希望の建築
アンバランスな時代の二一世紀型戦争
初出一覧 |
<著者紹介>
1967年パリ生まれ。東京大学大学院修了。建築史・建築批評家。中部大学講師、東京大学・東京芸術大学・横浜国立大学非常勤講師。著書に「新宗教と巨大建築」など。 |
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