《階段》_空間のメタモルフォーゼ_

1751号      1755号


京都発大龍堂:通巻1753号

階段の魅力のすべて
《階 段》
_空間のメタモルフォーゼ_

著者:エヴリーヌ・ペレ=クリスタン
訳者:鈴木圭介
発行:白揚社
定価:2,415円(本体2300円+税)20cm222p
4-8269-0114-3
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建築空間の鍵を握る「階段」――ごく身近な存在でありながら、昇り降りの道具にとどまらない、人間心理にいわく言いがたい不思議な効果をもたらすもの。
そんな階段の魅力に取り憑かれたフランスの女性建築家が、古代の巨大な石造階段から中世の城、ポンピドゥー・センターや安藤忠雄の建築まで、都市の階段も田園の階段も、世界中のありとあらゆる階段を例に、その美学、心理学、社会学、民俗学を豊富なイラストとともに語りつくす。

<著者紹介>
〈ペレ=クリスタン〉1948年パリ生まれ。
フランス政府公認建築士資格を取得。現在、トゥールにある建築事務所のパートナーとして、幅広い分野の建築を手がける。
<目次>
序章
第1章 のぼることとおりること――階段と空間の征服
移動の場/征服の場/防御の場/出会いの場
第2章 歩くことと測ること――階段、身体、幾何学
尺度としての身体/歩幅と法則/変身(メタモルフォーシス)/
然るべき大きさと桁外れなもの
第3章 見ることと見られること――階段と演出
壇から円形劇場へ/舞台装置の中の階段/
演出に関わるさまざまな芸術/権力の階段
第4章 落下か上昇か――階段と精神
神話と精神性/冥府下りと昇天/約束の地
終章
本書に登場する建築家・建築事務所
参考書誌
訳者あとがき
索引