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《ミース・ファン・デル・ローエの建築言語》
著者:渡辺明次
発行:工学図書
定価:1,890円(本体1800円+税)21cm119p
4-7692-0452-3
 
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ル・コルビジエ等と並び称される「近代建築の巨匠」ミース・ファン・デル・ローエが新しく創り出した建築言語を、事務所で創作を共にした著者が、ミースの作品と作業の軌跡を追って詳述する。
「建築とは時代を翻訳することである」
「すべての科学技術がその使命を全うした時、それは建築に成る」
フランク・ロイド・ライト、ル・コルビジエと並び称される「近代建築の巨匠」ミース・ファン・デル・ローエが新しく創り出した建築言語を、事務所で創作を共にした筆者が、ミースの作品と作業の軌跡を追って詳述した、渾身の一冊!
写真42点、図面29点を収録。 |
<作品図版>
バルセロナ・パビリオン * トゥーゲントハット邸 * ヴァイセンホーフジードルング
* イリノイ工科大学キャンパス計画 *ファンズワース邸 * 860レイクショアードライブ・アパート
* シーグラム・ビル * クラウン・ホール * ニューナショナル・ギャラリー |
<目次>
まえがき
第1章ミースの建築への啓示
ミースの生い立ちと感性
時代というコンセプト
ミースの履歴書
フランク・ロイド・ライトの作品展
ミースの創作活動の信念
創作活動の態度
第2章作品の時代:二次元から三次元へそして四次元の建築へ
事務所の心地良い空間
反射という建築言語の誕生
解体と再構築への道――煉瓦造田園住宅の計画
第3章解体と再構築の実践
バルセロナ・パビリオン――フリースタンディング・ウォール
科学技術社会における住居環境――トゥーゲントハット邸
ヴァイセンホーフジードルング――構造の有利さ
建築の匿名性について
第4章誰でもできる建築
アメリカの都市の再生
イリノイ工科大学のキャンパス計画
教室棟のプロポーションとオーダー
学生のための礼拝堂
科学技術の建築――860レイクショアードライブ・アパート
第5章建設芸術の完成
ファンズワース邸――吊り構造によるユニバーサルスペースの誕生
建築学科教室 クラウン・ホール
都市空間を優先させたシーグラム・ビル
近代のパルテノン ニューナショナル・ギャラリー
あとがき
ミース・ファン・デル・ローエの年譜 |
<著者紹介・渡邊明次(わたなべ・めいじ)>
1935年、静岡県清水市生まれ。1958年、関東学院大学建築学科卒、
1962年、イリノイ工科大学大学院卒。
1962〜65年、ミース・ファン・デル・ローエ事務所勤務。三井霞ヶ関ビル企画室、南カリフォルニア大学客員助教授を経て、1970年から関東学院大学建築学科教授。
著訳書:
『ミース・ファン・デル・ローエ』美術出版社。
『ミース・ファン・デル・ローエ』ワーナー・ブレイザー編集、A.D.A. EDITA
Tokyo。
『現代建築の源流と動向』L. ヒルベルザイマー著、鹿島出版会。
『都市の本質』L. ヒルベルザイマー著、彰国社。
『大規模なオフィスビル』井上書院。 |
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