プロブレム・シーキング_建築課題の発見・実践手法_

1640号      1644号


京都発大龍堂:通巻1642号

《プロブレム・シーキング》
_建築課題の発見・実践手法_
著者:
ウイリアム・ペーニャ、スティーブン・パーシャル
訳者:溝上裕二
発行:彰国社
定価:2,940円(本体2800円+税)20×21cm222p
4-395-05092-1
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「建築家資格」「建築設計教育」の国際化に対する新しい学習要件「建築プログラミング」の理論と手法を示す。
原著第3版の日本語翻訳書である90年鹿島出版会刊「建築計画の展開」に続く、原著第4版の日本語翻訳書。
本書は,建築設計に係わるプログラミング理論とその手法開発のパイオニアであり,そのバイブルとして評価が高い名著の「最新版」の邦訳である。1959年,ペーニャらがArchitectural Record誌に発表した建築設計プロセスの改善に関する論文を端緒に,その継承・発展としてProblem Seekingと名付けられたこの建築プログラミングの理論と手法は,コウディル・ロウレット・スコット建築事務所(CRS)とこれを吸収合併したヘルムス・オバタ+カサバウム建築事務所(HOK)における半世紀近い実践を通した検証によって洗練と妥当性を高め,1973年以来,「建築プログラミング」は米国の建築資格試験に「設計前段階の業務の基本項目」として採用されるに至っている。また,今日,建築教育の唯一の国際的指標「UNESCO/UIA 建築教育のための認定基準」にも明記された学習要件であり,わが国では建築設計に係わるこれからの新分野として注目されている。第1部の入門編は,建築家,学生あるいはクライアントがプログラミング手法の基礎知識を習得できるように構成されている。また第2部実践編では、第1部で説明された原則を実際に適用する場合の考え方や技法を詳しく解説している。
<著者紹介>
〈ペーニャ〉米国建築家協会フェロー。HOKのコンサルタント
<主要目次>
第1部 建築プログラミング入門(入門/調査/プログラマーとデザイナー/
    分析と統合/分離/インターフェイス/5つのステップ/手順/
    全体課題/4つの考察/フレームワーク/インフォメーション・
    インデックス/情報の体系化/2フェイズのプロセス/データの目詰まり/
    情報の処理と破棄/本質の抽出/チームの一員としてのユーザー/
    思考方法/グループとしての効果的な活動/チーム/参画のプロセス/
    予備知識/意思決定/コミュニケーション/ゴールの確立/
    事実の収集と分析/コンセプトの発見と検証/ニーズの決定/
    コスト見積分析/課題の提示/プログラミングの原則)
第2部 実践(はじめに/用語/プログラミングの手順/プログラミング活動/
    実用的なテクニック)