活動の目的

この会は、先人から受け継がれてきた伝統的木造住宅や木造軸組工法住宅(木造在来工法住宅)がもつ技術的な知恵や工夫などを学ぶなかで、人間が生活を営む基盤としての住宅について、そのあり方を住宅建設に携わるものだけでなく、住まい手の方々と共に、もう一度原点にもどって考えてみようとするものです。木造在来工法住宅については、その歴史が長いにもかかわらず、研究が進んでいないのが現実であり、私たちは自らの知識や技術を向上させるための学習会やセミナー、情報交換会などの開催を行なうとともに、受け身ではなく、会員一人一人の自主性のもとに、自分でできることを提供し合いながら、お互いを高め合おうとするものです。また、この会は、木造在来工法住宅について学び、研究した内容について、広く一般の人々に広報することも目的の一つとしています。

活動の詳細

上記の活動目的のもとに、2ヶ月に1回の割合で定例会を開催しています。内容は下記の3つの内容を中心に進めています。また、それぞれの内容に対し分科会を設定し、学習をより深めるための工夫をしています。

1.木材について

木の学習会・産地見学・市場見学など

2.住宅と環境について

健康的な住宅・伝統材料・気候風土と住宅など

3.耐震・構法について

木構造・伝統構法の学習など
4.職人について

         職人の技能についての学習

仲間づくり

より良い住まいづくりは施主、設計者、施工者の協力があって初めて実現できるものです。木造在来工法住宅は今まで設計者、施工者、関連業者の協力関係がうまく機能していなかったように思われます。せっかく良い性能を持った構法の住宅であってもそういった体制では性能が発揮できないことがあります。それぞれの技術者や職人たちの知恵を活かすためにも情報を気軽に交換できる人と人とのつながりを造っていくこともこの会の目的の一つです。

情報瓦版の発行

最近の技術の発展はめまぐるしいものがあります。その一方で先人たちが残した技術や知恵を定量化していこうとする研究などが各方面で行なわれています。そういった中で定例会や分科会で得られる情報はあまりに少ないものであるといえます。情報社会である利点を活かし、さまざまな立場で得られた情報を会員に情報瓦版としてお知らせしています。