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1.東(あづま)男に京女といわれて 日本、いや世界中どこにでもご当地美人は多い。 それなのに「京女」と聞くと人々はただちに 日本女性として最高の敬意を払って下さる。 いつの頃からそうなったのだろう。 2.都は美人の集まるところ 政治と文化の中心地なら富も人も集まって当然のこと。 歴史上 世界のどこにでもこれは当てはまる。 エジプトのカイロに始まって西安、バクダット、アテネ、 ローマ、パリ、ニューヨーク等 その時代一の美人達はその時代の中心地に集中してゆくのである。 京都もしかり。これが千年続いたのだから美人も相対的に数が多くなるというもの。 3.鴨川の水で磨かれると肌は美しくなる 肌の美しさを表すのに「鴨川の水で産湯を使う」というのがある。 本当に鴨川の水を水桶に入れて九州まで運んだ江戸時代の大名がいたのである。 確かに化学的にも軟水として分析され長期にわたって使用すると肌によいとされている。 現在大都市に流れる川で鮎がいるなんて世界の人達は信じるだろうか。 4.江戸時代の物書きによって神格化された 十返舎一九、滝沢馬琴、平賀源内、近松門左衛門、井原西鶴 等々 京女に対する賛美を集めるだけで何冊の本ができるやら。 平安時代から室町、桃山を経て都のおんなは数々の伝統を生んだ。江戸時代の庶民が京見物に多く訪れるようになって、 江戸の情報誌ともいえる案内誌が著名人によって驚くほど内容適確に豊富に出版されているのである。 5.言葉の魔力によるところ 京見物の折、ひとりさびしく物うげな旅人がやわらかい京女の京ことばで「おおきに、又きとおくれやっしゃ」 と語りかけられたばかりにすっかりとりこになってしまい、京都通いをするようになる。 ということが意外にある。 関西弁の中でも京女の語る京ことばは旅人に与える印象が特に良い。 |