くすぐりっこは服を脱いで
大助&友也シリーズ2

2000/2/26UP

(解説)
 こいつら舞台さえ用意してやれば勝手に動くんで書くのが楽です。 


 大助と友也は、仲のいい幼馴染である。
 
 初めての出遭いが3歳の時で以降、一番の親友だと言っていい。

 中学に入った今でも大助は友也が大のお気に入りでベッタリである。

 お陰でクラスの女子からは、ホモ説を囁かれている。

 そんな二人が部屋で対戦格闘ゲームに興じている。

 テレビ画面の中で闘っていた大助の持ちキャラが崩れ落ち、一気に体力ゲージがゼロになる。

「ああっ!…何で、あの状態から勝てるんだよ」

「大助がヘタなんだよ」

 友也は、パンツ1枚の大助を見てニヤリと笑う。友也自身はズボンは脱いでいるもののまだ上にTシャツを着ている。

「ふう、これで俺の勝ちだね」

 大助の足元には、脱ぎ捨てられた服が小高く積まれている。
 
 すると、大助は怒ったように反論した。

「馬鹿言うなよ、まだまだ、これからだぜ!」

「だって、もう脱ぐものなんか残ってないじゃないか」

「まだ、これがある」

 そう言うと大助はパンツを脱ぎ捨てた。

「さっ、さっさと続きやるぞ」

「大助ってば相変わらず、信じられないことするなあ。普通、フルチンでゲームなんかするか?」

「うるせえ、あと2回勝てば友也だってフルチンになるんだ」

 ふう、やれやれ。

 大助はトコトンまでやるつもりらしい。

 大体、自分の家であることを利用して、コロコロになるまで服を着込んで
対戦に望んだのだから圧倒的に有利にあった筈なのに。

「だから、着膨れしてて指がウマく動かなかったんだよ」

 ウソつけ、パンツいっちょでも負けてたくせに。

「あっ…負けた……」

 熱くなっていた大助はアッサリと友也に負かされてしまった。

「ちょっとは手え抜いてくれてもいいじゃねえか。それでも親友かよ」

「だって、手加減したら怒るじゃないか」

「そ、それは……」

「もうこれで俺の勝ちね。さすがにこれ以上は脱げないだろ?」

「くっ…」

 大助は何か手がないものかとしばらく考えた。

 ヘビかトカゲみたいに脱皮でもできればこの状態からでも脱げるのに。

 解決策を探してキョロキョロしていた大助は、良い方法を思い付いた。

 …少なくとも本人はそのつもり。

 テレビの横に置いてあった羽根ぼうきを手に取ると友也に差し出す。

 本来はお父さんのパソコンのキーボードの掃除用だったが古くなったのでテレビの掃除用になっている物だ。

「頼む!もうワンチャンス。俺が負けたらこれでくすぐり廻していいから」

 どっから、そんな発想が来るんだ?

 ああ、そういや前に見たテレビの罰ゲームで、くすぐり廻しの刑っていうのがあったっけ。

 相変わらず凄いワガママ。

 友也は、そう思ったが、いつものことなので付き合ってやることにした。




「大助、もういい加減にしろよ。いくら俺だって怒るぞ」

 あれから、大助は1勝だけした。

パンツ1枚になった友也は、やっと終わったと思ったが、大助は友也を素っ裸にするまで続けるつもりらしかった。

「分かったよ。通算で7くすぐりだな」

「大体、1回負けたら、1くすぐりで1分間くすぐりの刑なんて勝手な提案するぐらいなら
 負けたら服を脱ごうなんて言い出さなきゃいいのに」

「友也は、昔から説教臭いんだよ。同じ歳のくせに兄貴振りやがって」

 大助はプリプリと怒りながら仰向けに大の字に横になる。

「俺も男だ!逃げも隠れもしない。さっさと7分間くすぐり廻せよ」

 何が男だ。

 未練がましく散々、勝負を引き伸ばしたくせに。

 友也は脱ぎ捨ててあった自分の服の中から腕時計を取り出すと、アラームを7分後にセットした。

「よし、行くぞ!」

「来い!」

 しっかりと握り締められた羽根ぼうきが大助の足の裏にチョコンと触れる。

「ぎゃははははははははは……」

「おい、まだ触れただけだぜ」

「ぎゃははははははは……だって…お…れ…って…くすぐっ…たがり…だもん……」

 そういえば、そうだった。

 だったら、くすぐりなんて提案しなけりゃいいのに。

 笑い転げる大助の手足はピクピクと震えている。

 それでも、意地になっているのか、必死に手足を広げている。

 羽根ぼうきは、足の裏を出発して徐々にに太股を登って行く。

 触れる度に、大助の下半身は、ビクビクと振動した。

(おしっこでも我慢してるみたい)

 友也は、特にプルプルと震えている最も敏感な部分の横を羽ぼうきで通り過ぎる時に、
ソコを、くすぐってやろうかと思ったが、何だか自分の同じ場所をくすぐっているような気がして
来たので止めることにした。

「うっ、…くくく…くくく…」

 羽根ぼうきは、腰から脇腹へと登って行く。

 今度は上半身が激しくビクッビクッと痙攣する。

 呼吸困難に陥っている大助を見て友也は手を休める。

「大丈夫か?まだ2分だぞ」

「だ、…だい…じょう…ぶ…」

 友也は、心配だったが再び手を動かす。

 止めたりしたら、大助が怒り出すことは分かっていたから。

 今度は脇の下だ。

「ぎゃははははははははは……ひ…ひい…」

 そのまま首から顔へと登って行く。

「うっぷ…うくくくくく……」

 体は、ここで終点である。

 髪の毛をくすぐっても仕方がないだろう。

 さてと、あと4分もある。

 どうしたもんかと友也は考えた。

 後頭部を通って足の裏まで折り返そうかな?

 でも、なんか面白くないしなあ。

 そうだ!

 ちょっと意地悪してやれ。

 友也の手は、大助の股間へと向かった。

「ちょっ…そ、そこ…ぐわはははは…・くっ、…くす…ぐっ…」

「ココは、嫌?」

「い…や…じゃない…けど…だ…め…」

 大助の声は、うわずっていて妙に色っぽい。

 その声を聞くと友也は、もっと意地悪をしたくなった。

「ふーん、じゃあこっちをやってやるよ」

 羽根ぼうきで、お尻の穴をくすぐる。

「ぐっ…クククククク…」

 途端に大助の体はピクンピクンと反応する。

 そして、股間がムクムクしてくる。

「大助…感じてるんだ…」

「クッ…」

 大助は返事をしない。

「せっかく、立てたんだからソコをやってあげるね」

 さっきは遠慮した最も敏感な部分だ。

 大助の表情には苦悶と快感が入り混じっている。

 そんな顔を見ていると友也自身もムクムクしてくる。

 撫で、撫で、撫で……

 ムク、ムク、ムク……

 1分ぐらい撫でた頃、大助は強引に起き上がるとダッシュで部屋の隅に向かった。

「危機一髪、ギリギリ、セーフ!」

 ティッシュの箱を手に取ると大急ぎで、中身を取り出して股間を包み込む。テッシュには白い物が残されていた。
 
 ホッとして振りかえる。

 「あれ?友也?どうしたんだ?」
 
 両手で股間を押さえて立っている。勿論、パンツ姿のままだ。

「あの…その…大助が立ち上がる時に…俺のに触れたから…」

「ぷっ、ぎゃははははははは……」

 大助は、くすぐられていないのに笑い出す。
 
「わ、笑うなよな」

「悪い、悪い…で?グシャグシャなんだ?」

「うん…」

 大助はティシュの箱を放り投げるが、もう遅い。

「気持ち悪いか?」

「気持ち悪いよ!」

 大助は、部屋の隅にある箪笥からパンツを持ってくると友也に見せびらかす。

 そして、羽根ぼうきを取り上げると友也の股間をペタペタと叩きながら言った。

「俺のパンツ貸してやってもいいけど……3くすぐりでどうだ?パンツ脱いで、股を開けよ」
 
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