エレベーター

1999/4/22UP

(解説)
 どうも検索エンジンにヒットされやすい作品。
 実は、今は亡き某ショタ系サークルに投稿した作品なのだが、
 ショタ作品なのかどうかは今もって不明。
 だが、おもらし、おむつ、中学生と小学生等やってることは結構多彩だ。
 ある意味で女装やSMもしてるし・・・・・・


 (どーして開かないのよ)

 多佳子は、エレベーターの扉をガンガンと叩いた。

 (トイレに行きたいのに)

 (いっそ、こじ開けてやろうかしら…)

 「無駄だよ。途中で止まってるから」


 背後から、ボーイソプラノな声がした。

 両手に抱えた大きな紙袋で、ジーンズの半ズボンしか姿が
 見えないが同じ階に住んでいる小6の
男の子、司である。

  「待つしかないって。誰かが気付いてなんとかしてくれるのを」
 
 そう言うと荷物を床に下ろして、
 ちょっと日に焼けた生意気そうな顔でニッと笑った。

 
 このマンションの管理はいい加減だ。
 
 まず常駐の筈の管理人がいない。

 
 前の管理人もいい加減で玄関ホールの脇の管理人室に
 居たことがない。だから3ヶ月前に職場放棄
してどこかに
 行ってしまっても1ヶ月以上誰も気が付かなかった。

 
 新しい管理人は派遣されてこない。

 
 という訳で本来は管理人室に繋がれ助けを求める筈の
 インターホンもあるだけの代物である。


 5分、10分、15分…

 「ねえ、司くん。大きな荷物だね」

 
 おしゃべりぐらいしかすることがなかった。


 「うん、ちょっと買い物を頼まれて」

 
 大きな紙袋なんて珍しい、普通はコンビニ袋なのに。


 お母さんは弟の面倒をみなきゃいけないから
 買い物は僕の仕事なんだ」


 そういえば、あそこの家には赤ちゃんがいたっけ。 

 
 同じマンションの同じ階に住んでると言っても、
 顔と名前を知っているぐらいで特に親しいという
訳でもない。
 
 多佳子にとって司は単に近所の子でしかないし、
 司にとっての多佳子は、近所のお姉さん、
 という
よりは単に近所の女の人という程度の認識しかない。

 「ふーん、空手なんか習ってるんだ」

 
 そういえば、夏休みに柔道着みたいなのを抱えて
 走っている姿を見たような気がする。


 「中学に入ったら辞めようと思うんだ」


 「どうして?」


 「だって、あそこの道場アナクロなんだもん。
  ……ふんどしなんか履かせるだよ。
 『パンツなんか履いて
て武道ができるか』とかいってさあ」

 「ふーん」


 「だから、道場で履きかえるんだけどさあ、
  やっぱふんどしって格好悪いしさあ」


 「……まあ、そうだね」


 「……ねえねえ、女の人だとどんなふんどし履くの?」


 「え?」


 「道場には女の人いないから女物のふんどしって見たことないんだ」


 「…よくしらないけど……」

 
 確か、何も履かなかったと思うけど。

 
 気が付くと司はニタニタとしていた。

 
 知ってて聞いたな。

 
 『子供はどこから来るの』って聞いて楽しむタイプだなコイツは。


 5分、10分、15分…
 
 外部からの助けはまだ来ない。


 「お姉ちゃん、どうしたの?口数が減ってきたよ」


 「い、いえ別に……話のネタが尽きただけで」


 「それに、モジモジしてるし」


 「そ、そんなことないわよ」

 
 司の手が多佳子のスカートに伸びる。


 「ちょっとふざけないで……」

 
 大きな声を出すと漏れそうだ。


 司は無言で軽くうなずいたが手は止まらない。

 
 スカートとパンティを通して下腹部に手の感触が伝わってくる。


 「ちょっと…怒るわよ」

 
 小声で凄んでみても迫力が無い。
 抵抗もできない。そんなことをしたら…


 「お姉ちゃん、僕後ろ向いてるからここでしちゃえば?」

 
 多佳子は顔を真っ赤にした。


 「できるわけないでしょ!そんなこと」

 
 司は、勝ち誇ったように胸を張る。


 「やっぱり、おしっこがまんしてるんだ」


 「ぐっ」


 「がまんは体によくないよ…」

 
 司の手がスカートの中にまで伸びてくる。


 「やめてよ…このエロチビ…」

 
 話をしている時は、ちょっと生意気だけど
 素直でカワイイ子だと思ったのに…こんなエロガキだった
なんて…

 「あー、僕のことチビって言った。気にしてるのに…」

 
 司の手は手探りでパンティを引き下ろそうとした。


 「いいかげんにして!」

 
 多佳子は司のほっぺたに思いきりビンタをかました。


 「あっ」


 「あっ」

 
 二人は同じ声を発した。


 「うわっ。汚い」


 「あんたのせいよ。どうしてくれるのよ」

 
 多佳子は司を強引に振りほどくと、
 エレベーターの隅でスカートをめくり上げた。

 
 濡れたパンティは、ピッタリと体に張り付いている。


  情けなくて泣きたくなってくる。


 「お姉ちゃん…」


 「ちょっと…見ないでよ。お願いだから」


 「ごめんなさい」


 「謝ってもらっても…」


 「お詫びに、これあげるから」

 
 司は床に置いてあった紙袋をゴソゴソと探した。

 
 中からは、テッシュだのトイレットペーパーだのが出てきた。


 「薬局の特売に行ってきたんだ」


 「うん、お母さんに頼まれて…
  あそこ、こんな大きな紙袋に入れてくれるから好きなんだ」

 
 大きな紙袋が好きってネコか、こいつは。


 「あったあった」

 
 司が差し出したものは、赤ちゃん用の紙おむつだった。


 「…で、わたしにどうしろと?」


 「パ、パンツの代りに履けば…」


 「あ、あんたは、花の乙女に対して…」


 ドカッ!!

 
 多佳子は、頭蓋骨が陥没しそうな勢いで司の頭を殴った。

 
 大きな音がした。

 
 司が気絶するか死ぬかしなかったのが不思議なぐらいだ。


 「あ、あんたが履けばいいでしょ」


 「な、なんで僕が…」


 「それであんたのパンツをわたしが履けばいいのよ」


 「そ、そんなことできないよお…」

 
 口から出任せだったが、それはいいアイデアのような気がした。


 「さあ、パンツ脱いで」

 
 多佳子はニタリと笑うと司の半ズボンに手をかけた。


 「いやだって言うのなら、あんたがわたしのスカートに手を突っ込んで
  パンティを脱がそうとしたっ
て、お母さんに話しちゃうから」

「そ、それは…」

 司はノロノロとした動作でズボンを下ろした。

 白いブリーフには勃起でテントが張られている。

「それも脱ぐのよ」

 さすがに司はためらっている。

 多佳子は、司の手を後ろに組ませると一気に引き下ろした。

 天を向いて固くなったモノが目の前に現れる。

 まだ、全然剥けていない。毛も産毛程度にしか生えていない。

 大きさは…データ不足。お父さんのよりは小さいけど…

 多佳子はシゲシゲと観察した。

 司は真っ赤な顔で目をギュと閉じている。

  「お、お姉ちゃん…勘弁してよお」

 「ダメよ。こんなにしちゃって…チビの癖にエロいんだから」


 「そ、それは…」


 「さあ、おチビちゃんは、おチビちゃんらしく、おむつをあてようね。
  でないと、おねしょでお布団
が濡れちゃうからね」
 
 多佳子は意地悪そうに言った。

 
 司は無言で恥辱に耐えている。

 
 てきぱきとは言い難い手つきだが、
 多佳子は何とか司に、おむつをあてた。


 「かわいい…」

 
 司は、まだ無言で目を閉じている。


 「司くん、目を開けて…」

 
 司は目を開けた。


 「ほら、わたしパンティ脱いじゃった…」

 
 司の顔で濡れたパンティをペタペタする。


 「ねえ、わたしだけおもらしするのって不公平だよね。
  司くんもおもらしするべきだよ」

 
 多佳子はそう言うと、おむつ越しに激しくコスリ始めた。


 「うっ!」


 「なあんだ、早いの。あんたって早漏なんだね」


 早漏がどれぐらいの時間なのかは知らない。
 でもこれは間違いなく早漏だろうと思った。


 「だ、だって…」


 5分、10分、15分…
 
 結局、二人がエレベーターの外に出たのは
 閉じ込められてから4時間後のことだった。

 
 薬局の紙袋の底には二人分の下着が入っていた。

 
 スカートとズボンの下には、おむつを履いていた。


  だが、それに気が付いた人間はいなかった。

 
 司が、紙おむつのことをどう言い訳したのかは分からない。

 
 が、どうやらうまく誤魔化したらしい。

 
 黄色くなったパンティと白いモノがついたパンツは
 多佳子がコッソリと洗った。

 
 乾燥した白いモノのゴワゴワした履き心地が何とも言えない
 と多佳子は思った。

 
 小さくて半分しか収まらず、濡れた感触が気持ち悪くて情けない
 と司は思った。


 1日、2日、3日…

 「ねえ、こんどは、司がおねしょして
  あたしがおしおきするって設定で…」


 「えー、やだよ。痛い役、僕ばっかりじゃないか」


 「司のおむつ写真、下の掲示板に張って欲しいの?」


 「多佳子のも並べて張ってやるー!」


 余談ではあるがこの二人が無事に合体したのは、
 それから3年後のことである。

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