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<TITLE>ゲームの中の１７歳</TITLE>
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<TABLE>
  
    <tr>
      <td>
      <P><FONT size="+1"><B><FONT size="+2">『<FONT size="+2">ゲームの中の17歳その３</FONT></FONT><FONT size="+2">』</FONT></B></FONT>
      </P>
      <HR>
      <FONT size="+1"><BR>
      　どうも、これ以上待っても新しい情報は出てきそうにもない。<BR>
      　<BR>
      　恐らくは多少詳細になるだけで。<BR>
      　ネット上で意見を漁ってみた結果として、<BR>
      この少年に対して同情的な立場の人が多いらしいということが分かった。<BR>
      　<BR>
      少年に対して批判的で、『苛めっ子』である後輩を擁護するが如き私は『酷い奴』だと思われているのだろうと思う。<BR>
      <BR>
      　恐らくは、逆の立場で書いた方がウケたであろうことは否定しない。<BR>
      <BR>
      　私が中学生だった１５年前は、校内暴力や虐めが問題になっていた。<BR>
      <BR>
      　世間の反応としては『苛められる方が悪い』というのが一般的で、<BR>
      教師に相談しても「苛められないように性格を改めろ」と言われるか、<BR>
      ホームルームの時間に「○○君は苛められるのがイヤだと言っている」と晒し者にされるのがオチだった。<BR>
      <BR>
      　苛めを苦に自殺をする奴が出るのはもう少し後の話で『被害妄想』だと考えている人の方が多かった。<BR>
      <BR>
      　私自身は『苛められっ子』でもあったし『苛めっ子』でもあった。<BR>
      <BR>
      　今にして思えばそれ程酷いことをされていなのかもしれないが、<BR>
      授業の間ずっと後ろから椅子をドカドカと蹴られ続けたり、ヤカンいっぱいの水を無理矢理に飲まされたり、<BR>
      教科書を焼却炉に放り込まれたりした。<BR>
      <BR>
      　親にも教師にも相談したが取り合ってもらえなかった。<BR>
      　『折れろ』とか言われても、殴られて馬鹿みたいにヘラヘラ笑っていろとでも言うのだろうか？<BR>
      　それともキリストみたいに右の頬を叩かれれば左も叩いてくれとか言えば良いのだろうか？<BR>
      　<BR>
      　当時は真剣に相手を殺してやろうかと思ったが、周囲から『お前が悪い』を連発されると<BR>
      本当に自分が悪いような気がしてきて、その復讐は理不尽なことのように思えた。<BR>
      <BR>
      　学校の特徴だったのかもしれないが、部活に熱中している奴が多くて<BR>
      後輩のできる中２になると苛めという形で他人に干渉する生徒は激減していった。<BR>
      <BR>
      　そういえば、運動部では丸刈りが不文律であったが、それが嫌な生徒は文化部へと移籍していった。<BR>
      <BR>
      　部活内で苛めがあったかについては知らないとしか言えない。<BR>
      <BR>
      　私の所属していた部では特に問題になったことがなかったし、他の部に関してもそういうことは聞こえてこなかった。<BR>
      <BR>
      『苛めっ子』でもあったと書いた。<BR>
      <BR>
      　クラスメートにＡ君という子がいた。<BR>
      <BR>
      　クラスで３、４人は私と同じ程度の目に遭っていた。<BR>
      <BR>
      　厳密に言えばＡ君が苛められたのは最初の頃だけだ。<BR>
      <BR>
      　彼は『チクリ魔』だったのだ。<BR>
      <BR>
      　どんな些細なことでも担任や親に報告した。<BR>
      <BR>
      　その度に、ホームルームの時間が割かれた。<BR>
      <BR>
      　何かをしても、しなくても彼は苛めと判断したらしい。<BR>
      <BR>
      　もう完全に被害妄想的な状態だった。<BR>
      <BR>
      　相手にしても相手にしなくても騒がれるのでは堪らないというのがクラスの本音だった。<BR>
      <BR>
      　ある日、社会学習で美術館へ行くことがあった。<BR>
      <BR>
      　当然ながら、Ａ君と一緒に行動しようという奴は誰もいなかった。<BR>
      <BR>
      　ちょっと彼に同情していた私は、彼に一緒に見て回ろうと持ちかけた。<BR>
      <BR>
      　彼は大喜びで承知し、美術品の鑑賞なんかそっちのけで<BR>
      自分が如何に酷い目に遭っているのかを延々と語り始めた。<BR>
      <BR>
      　鬱陶しくなった私は、『お前にだって反省すべき点はあるんだぞ』と言ってやった。<BR>
      <BR>
      　３日程経って、私は担任に呼び出された。<BR>
      <BR>
      　Ａ君が訴えたところによると、私が苛めのリーダー格で同情するフリをして<BR>
      罵詈雑言を浴びせ掛け彼のプライドをズタズタにしたそうだ。<BR>
      <BR>
      　私が如何に呆れたかは、想像してもらうしかない。<BR>
      <BR>
      　それからＡ君に係わるのは止めた。<BR>
      <BR>
      <BR>
      　話が流れに流れてしまったが、少年の悲劇は<BR>
      『この世は自分の為に存在している』と考えていたことにあるのだと思う。<BR>
      <BR>
      　ハッキリ言って、今回一連の文章を書いたことは失敗だったような気がする。<BR>
      <BR>
      　全然、まとまっていないことは認める。<BR>
      　私としては、多少なりとも反響あれば、それを参考にしようと思ったのだが虫の良い態度だったように思う。<BR>
      <BR>
      　何らかの反響があれば必要に応じて４を書きますが、取り敢えずは終了しておきます。<BR>
      <BR>
      　やりかけたことでもあるので小説は書きます。<BR>
      　私としては、少年がどうも他人に思えないところがあるのです。<BR>
      　もし、中学時代に運動音痴の私が野球部なんかに入っていたら、やはり馬鹿にされる先輩だっただろうし、<BR>
      　後輩を殴り殺したら、親を殺して逃げたかもしれない。<BR>
      　実は、そんなことを考えている人は意外と多いのではないでしょうか？<BR>
      　<BR>
      <BR>
      <BR>
      </FONT>
      <FONT size="+1"><I><A href="e00.htm">
      ←戻る</A></I></FONT>
      </tr>
  
</table>
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