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<TITLE>ゲームの中の１７歳</TITLE>
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<TABLE>
  
    <tr>
      <td>
      <P><FONT size="+1"><B><FONT size="+2">『<FONT size="+2">ゲームの中の17歳その２</FONT></FONT><FONT size="+2">』</FONT></B></FONT>
      </P><HR>
      <FONT size="+1"><BR>
      　７月８日、土曜日だったり、台風が来ていたり、牛乳が大変だったり、ついでにサミットがどうこうで、<BR>
      おまけに月曜日は新聞の休刊日だそうだ。<BR>
      　故に現時点における私の追加情報は、読売新聞の朝刊だけである。<BR>
      <BR>
      　少年は厳重に護送されて秋田から岡山に連れ戻された。<BR>
      <BR>
      　これは、少年に自殺を図られるのが怖かったというのが警察の建前で、<BR>
      顔写真を撮られたくないというのが本音だったと思う。<BR>
      <BR>
      　逮捕されることによって、逃避行という夢から一時的に開放されて現実世界に戻ってきた少年は、<BR>
      護送されている間に別の悪夢に入り込んだと思っているのではないだろうか？<BR>
      <BR>
      　公には報道されないであろう、護送中の少年の表情は、罪を償おうという愁傷なものではなく、<BR>
      ピースサインやガッツポーズを取れるぐらいに明るいものでもなく、理不尽な仕打ちをされて<BR>
      怯えている苛められっ子のような表情だった筈だ。<BR>
      <BR>
      　事件が発生し、その概要が判明した時点で誰もが連想したように彼は苛められっ子だったらしい。<BR>
      <BR>
      　学校側が『じゃれあい』と称し、彼以外の生徒もそう思っているであろうことはあったらしい。<BR>
      <BR>
      　新聞には「組み伏せる」「下着を脱がせる」「酷いあだなで呼ばれる」と書かれている。<BR>
      <BR>
      　それを『イジメ』と取るかどうかは微妙なところであると思う。<BR>
      <BR>
      　だが、彼自身は「なんで僕がこんな酷い目に」とか思っていた筈だ。<BR>
      <BR>
      　きっと近いうちに「遊び半分にリンチを受けることが日常的だった」<BR>
      「下着を剥ぎ取られ後輩の前でオナニーを強要されていた」「女生徒や教師にさえ屈辱的なあだなで呼ばれていた」<BR>
      とかいう話になってしまうのであろう。<BR>
      　<BR>
      　私としては、どこの高校でも半ば日常的に行われている行為に過ぎないのではなかったのかと思う。<BR>
      　<BR>
      　苛めっ子が悪いのか苛められっ子が悪いのかという問題に発展すると収集がつかなくなるのでこのぐらいにするが、<BR>
      彼に対するイジメは彼が思っている程に酷いものではなかったと思う。<BR>
      <BR>
      　何事も無く数年が経過すれば『不愉快な思い出』として記憶の中に埋もれてしまう筈だったのだ。<BR>
      <BR>
      　彼は、自宅の大学ノートに『殺人物語』を綴っていたらしい。<BR>
      <BR>
      　これが、簡単にゴミ箱に放り込めるレポート用紙や便箋でなかったことは彼の性格の一端を感じさせる。<BR>
      <BR>
      　私も不愉快な出来事があると頭の中で自分が神にでもなったかのように話を組立ててうっぷんを晴らそうとすることはある。<BR>
      <BR>
      　稀にキーボードから叩き込まれることもあるし、形になった物もあるにはある。<BR>
      ツマラナイ映画をクソメタにけなすのと違って、事実を頭の中で捻じ曲げて自分に取って都合良く解釈するのは容易なことだ。<BR>
      　<BR>
      　自らの頭の中で自己弁護をしない程の人格者を私は知らない。<BR>
      　<BR>
      　冷静になってから読み返すと不愉快だからゴミ箱に放り込む。<BR>
      　<BR>
      　大学ノートを破り捨てることはできるが残されていたということは読み返すことができるということ。<BR>
      　<BR>
      　彼が、何度も読み返していたとすれば、どんどんと自己弁護が酷くなっていった筈である。<BR>
      <BR>
      『自宅ノートに&quot;殺人物語&quot;』という見出しを見た瞬間に<BR>
      「&quot;殺す&quot;だの&quot;死ぬ&quot;なんて書き殴ったページもあるんだろうな」と思ったら本当に書いていたらしい。<BR>
      <BR>
      　綴っていた物語は、ありがちなタイトルの殺人物語。<BR>
      <BR>
      　実に分かり易い行動を取っているように思える。<BR>
      <BR>
      　逃亡に際して、海側の道を北上して北海道に向かう辺りも典型的である。<BR>
      <BR>
      　四国の巡礼がどうとかいう報道があった時に、<BR>
      『理解しがたい行動をするなあ』と思ったが、それ程理解不能な人間では無かったらしい。<BR>
      <BR>
      　ポケモンカードを荷物に積め込むような人間性はあったようだ。<BR>
      　<BR>
      　この事件で致命的な間違いを犯した者は誰もいないと思う。<BR>
      　いや、関係者の誰もがそう思っている筈だ。<BR>
      　ワイドショー好みに言えば『思いやりの心の欠如が招いた悲劇』であろう。<BR>
      　<BR>
      　この辺りで適当に結論をだすべきなのだろうが、<BR>
      適当にワイドショーとか週刊誌とかで情報を得てからにすることにする。<BR>
      　書き落としたことも多いし。<BR>
      <BR>
      　ところで、スクールカウンセラーが不安がっている生徒のケアにあたっているらしいのですが<BR>
      具体的に何をするんですか？<BR>
      <BR>
      <BR>
      </FONT>
      <FONT size="+1"><I><A href="e00.htm">
      ←戻る</A></I></FONT>
      </tr>
  
</table>
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