事例5
『勧誘電話失敗編』


 この電話の話は OH!NO!YOU!より引用させていただきました。
 快諾頂きましてありがとうございました。

 ある日、勧誘電話がかかってきました。
 「**さんのお宅ですか?○○さんいらっしゃいますか?」
 「私ですけど?」
 「私、○○にあるジュエリーショップのものなんですけど、
 本日は今開催中のセールのご案内の電話をかけさせていただいているんですが、今お時間よろしいですか?」

 
 これ、私の所にも掛かってきたことがあります。京都と大阪の業者から。

 家族が出ると知り合いだと言って後で電話させるんですよね。
 

 「はい。いいですよ」


 ダメって言っても2,3分とかそこを何とかと言って粘るんですよね。
 「あ、ありがとうございます!」
 「いえいえ。ところで、私の名前ちゃんと読めましたけど、名簿は漢字だけじゃなくてふりがなつきですか?」
 「え?ついてますけど、何か?」
 「いや、ちょっと興味があったもんで。ところで、名簿どこからもらってんですか?あ、知らないですよね」
 「ええ、コピーを渡されるだけですから・・・」

 どこかのリストで私の名前に誤字があるらしくって、同じ間違いのDMがよくポストに入っています。

 同じ所から出回ってるんでしょうね。

 
 「マニュアルとかありますよね。それってどんなものなんですか?」

 「え?ないわけじゃありませんけど、ちょっと・・。それより!○○さん、アクセサリーとか興味ありません?
ダイヤとまではいかなくても、誕生石のプレゼントとかいいですよ」

 「宝石?ええ、興味ありますよ。ただその前にちょっとだけ。やっぱり他の人も私とおんなじくらいの年齢の人なんですか?」
 「ええ、今開催中のセールは、二十代の男性に限ってご紹介させていただいていますから、そうですね。ところで・・・」
 「今までどれ位電話しました?やっぱり来る人っているんですよね。何人くらい来ます?」
 「何人って・・・。いえ、おかげさまで大勢の皆さんにおいでいただいてます。それより・・・」
 「結構緊張なさってますけどバイトですか?時給いくらくらいもらえるもんなんですかね?それとも歩合ですか?歩合だと大変ですよね」
 「アルバイトではないんですけど!そんな事よりもですね。
 今おいでいただければ、プレゼントなどもご用意させていただいているんですけど、シルバーのアクセサリーとか興味は?」

 「え?はい、興味はあるんですよ。ほんとに。ただね、その前に、宝石なんて高いものを見に行くんですから、
 そちらの事もちょっとだけ・・・。そうそう、宝石って、あなたも買いました?」

 「今回の商品は買っていませんけど、どうしてです?」
 「いや、仕事を始めるとき買わせるとこもあるって話ですよ。扱う商品の良さを確かめるとかいう事で。いや、ほんと大変です・・」
 
 ブチッ!プープープープー

 
 いやはや、凄いですねえ。
 ここまで遊んでしまうとは。
 私だと適当に聞き流して置いて、「あ、携帯震えてますんで」で逃げてます。

 電話商法が一番、腹が立ちます。
 郵便だと適当に見るか、ゴミ箱に放り込めば済む話だけど、電話だと確実に時間を取られる訳ですから。
 それに殆どの場合、訳のわかんない話を延々と一方的に続けるし。
 一度、オンフックにして放っておいたら15分ぐらい、勝手にしゃべってたし。
 個人宅ならいいけど、職場の内線に掛けて来た業者もいました。
 忙しいって断ったら、再度掛けて来やがった。
 チラシでもFAXしといてくれっていったら、パンフレットもFAXも無いって言いやがった。
 誰がそんな怪しい会社を信用するんだよ!!


 補足(1999/12/17)
 いや、もっと早く補足すべきだったのですが。
 この宝飾店と同じか同類の店員が逮捕されました。
 女性が電話で勧誘し、のこのこ出てきた客を男性店員が、椅子を蹴ったり、脅したり、灰皿を投げたり、
そりゃもうものすごいことをやってたそうです。
 被害者は20代はじめの男性だったそうで、
 「コンクリート詰めにして海に沈めてやろうか」なんて言われてたそうで…
 怖い話です。
 それにしても、この事例って初期でネタが無くて他人のサイトに泣き付くという恥ずかしいことを平気でしてますね。
 小野さんが優しい人で良かった。

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