
かつくら外観 |
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近ごろめきめき勢力を伸ばしつつあるとんかつチェーンかつくら。
写真は大丸そば(四条東洞院店)の店だが、三条本店も、寺町店も、週末の飯時になると列のできるほどの大にぎわいだ。わざわざここで紹介する必要もなさそうだが、京都発祥の店ということもあるし、今回はよく利用する一人の客として人気の秘密をさぐってみたい。
カツという食べ物に対し、「京風」という形容が許されるなら、ここの品はまさにそれにふさわしい。カツの量は同類の店と比べてみるといたって普通だが、あっさりとした味つけはいくら食べても食後に胸を悪くするようなことはない逸品である。この
あっさり感こそが、男性だけでなく女性信者も多いゆえんとわたしは看る。わたしの中で至上のカツとは、商店街の肉屋でふとつまんでみるあの気安いひと品であるが、そんな肉屋の揚げたてを想い起こさせる、やわらかな肉とからりと揚がったコロモは、連係プレイも実に見事だ。おもての軽いコロモを突き破ると、待ってましたとばかりあふれ出す肉のうまみ・・・・・・。さらに、この手の店にはよくある、「ご飯・みそ汁・キャベツおかわり自由」サービスも当然おさえられていて、残りの量を気にせずがぶがぶ飲み、ガツガツ食える。体育会系の人にはもってこいの店だが、肝心の肉のコストパフォーマンスをもう一段階くりあげることができれば(=値段そのまま・量アップ)
無敵だろう。他のものが食べ放題のせいか、「肉がすくない」という言葉
をよく耳にするのである。
以上、かつくらの料理の評価はずいぶんと高いものになったが、すくなくとも京都市内において、この店が同業者の中で抜きんでている事実は、味だけで勝負した結果なのであろうか?
――違う。なんと言っても圧巻なのは、その思い切った
戦略だ。
この不景気の時代、新しい事業を始めるというのは、好景気の時期に比べてはるかに大きなリスクを伴うことは、素人でもわかりきったことだ。客の財布の紐は堅くなっているし、批評の目もますます厳しい。こんな時代背景だから、今はどこの企業も「耐える」ことを優先して、設備投資を削り、リストラを断行し、事業そのものを縮小して・・・・・・、と、どうしても消極的にならざるを得ない。サービス業の場合、当然、かねて計画していた店の出店を差し控えるということもでてくるだろう。
しかし、「こんなときだからこそ!」と、かえって鼻息を荒げる者もいる。代表的なのがマツキヨだ。品揃えは豊富なようだが、オリジナルブランドの製品を置いているわけでもなし、基本的には他店と変わらない商品で勝負しているというのに、ただ安いというだけであれだけの成長を望めるはずがない。女子高生をターゲットに絞り、あるいは、OLをターゲットに絞り、下校途中・退勤途中に寄りやすい、便利な場所をしっかり抑えた戦略の妙と、ハイリスク・ハイリターンの賭を恐れなかった度胸が最後にモノを言ったのだ(ちかごろでは田舎の国道沿いなどを狙い、郊外型大店舗展開をはかっているようだ)。
かつくらも同じである。

ひれかつ膳 |
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ためしに河原町界隈の、人通りの多い通りをいくつか思い浮かべてみるといい。木屋町通り(西)、寺町通り、三条通り。河原町に出れば、
一度は歩かなければ済まないような場所にきっちり店舗が収まっている。それも、たくさんの客を収容できる、大きな店構えだ。東洞院の店などは、持ち帰りができる便も手伝って、平日はオフィス街のランチタイムを彩り、週末は週末で、烏丸界隈の、土日に定休日を設ける多くの店からあぶれた客を根こそぎかき集めているというような観もある。
手軽にとんかつを食べさせる、あるいは女性でも気安く入店できるかつの専門店が他になかったことも幸い、今や河原町周辺のとんかつ屋市場はほぼかつくらの
独壇場と言っても過言でない。そもそも、安い、うまい、場所がいい、と、三拍子そろった店が流行らないわけがないのである。
また、並ぶことがあっても、収容客数の多さに店の努力を看た客は、待つことに対して
過大なストレスを感じずに済むのもよい。「美味しいし、便利な場所にあるから、並んで当然」「席数が多いから回転も速いはず」――こうして京都発祥のとんかつ界の雄は、悲願の東京進出をも果たし、今日も長蛇の列をのみこんでさらなる邁進を遂げるのだ。このまま「攻め」の姿勢を貫きつづければ、京都一円、いや、関西一円をのみこんでしまう日も案外遠くないかもしれない(でも大阪には出店していないらしい)。少々行き過ぎかもしれないが、こういう店の出現がなければ、女性同士で「カツ食べに行こうよ!」は、今なお勇気のいる行為だったかも知れないとわたしは思う。
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味
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★★★★★★★★ |
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ボリューム
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★★★★★★★★★ |
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雰囲気
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★★★★★★ |
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サービス
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★★★★★★★ |
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料金
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★★★★★★★ |
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総合
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37点 |
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交通
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★★★★★★★★★★ |
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管理人
利用率
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★★★★★★★★
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評価。
三条本店、寺町店、四条東洞院店、の三つの店舗に行ったことがあるが、どこもそう変わらないので、三店舗共通の評価としたい。
料理:味はうまいが、バラエティーにとんだメニューが少ない。カツだけでなく、エビフライ、ミンチカツ、チキンカツなど、もっと自由に組み合わせられるようなメニューがほしい(あることはあるが、割高で、よけいな茶碗蒸しがついてきたりする)。この点では、ZEST御池内にある全国チェーン「とんかつ和幸」に一歩譲る。また、わたしは好きだが、柚子風味のドレッシングの評判が人によってだいぶ開きがあるようなので、別の選択肢もあるといいかもしれない。
雰囲気:店のつくりには気合いが入っている。寺町店や三条店などは、「京都の店」ということをあくまで意識していて好感がもてる。が、やはり店内の忙しさ、せわしなさ、狭苦しさは覆い隠せない。
サービス:店員はよく気が付いてお茶や食事のおかわりに回ってきてくれるが、店員同士の無駄話が多い店舗があるようだ。それと、並ぶのはやはりマイナス要素である。(わたしは並んでまでは食べません。いつでも行ける店ですから)
値段は高くない。交通は言うこと無し。
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○追加情報1
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書き忘れです。ここはテーブルに備え付けの漬け物がカナリ美味しいです。食べ物を注文すると、まずご飯の入ったお櫃が運ばれてくるんですが、わたしは以前、メインのカツが来る前に、漬け物だけで最初のお櫃を空にしたことがあります(^^;――それくらい美味しいってことで
→料理+1
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○追加情報2
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左の表にあった「料理」のカテゴリを、「味」と「ボリューム」に分けました。文章はもとのままですので、内容にすこし食い違いが出てくるかも知れません。[10/Nov/99]
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○追加情報3
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関係者の方からメイルを戴きました(非公開)。大変謙虚な、感激の内容でした。
→サービス+1
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○追加情報4
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上記関係者の方からの写真提供により、「120gひれかつ膳」の画像を掲載しました。
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○追加情報5
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西木屋町四条のお店にはじめていきました。何度もウェイトレスさんを呼んで、面倒なお願いをしたりしましたが、にこやかで迅速な対応が素晴らしかったです。[03/Nov/2000]
→サービス+1
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