
ラーメン天国外観 |
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四条大宮周辺をうろついていて、適当に入ったラーメン屋。TVにも紹介されたほどの有名店とわかったのは、店に入ったあとである。
飯どきなのに客はほとんどいなかった。さもあろう、写真でもわかるとおりの、なんともカラフルな店構え・・・・・・この趣味の悪さは
尋常でない(笑)。国道沿いに郊外型大型店舗をもつラーメンチェーン店を想わせる、こんなさむい看板から、どうしてうまいラーメンを期待することなどできよう。わたしもこの日、もし強烈にお腹が空いていなかったら、無条件に避けて通っていたに違いない。
ところが、店に入ると、なぜか雑誌の切り抜きがいくつも壁に貼ってあるのに驚かされる。ローカルな出版物だけではない。「全国のラーメン屋ベスト○×」などの、全国区ガイドブックの切り抜きも見える。まさか、とは思ったが、よくよく見てみると、まさしく「ラーメン天国」の名が見えるではないか!
「嘘〜〜〜〜!?」と思いつつ、とりあえず注文をしてみた。半信半疑の状態はいつまでも晴れず、どんなラーメンが出てくるのかと我にもなくそわそわしてしまった。
で、出てきたラーメンは・・・・・・。
京都で流行っているラーメンのスープの特徴は、「豚骨もしくは鳥ガラ+たっぷり豚背脂。でも食べるとあっさり」・・・・・・であることは、各所で触れた通りである。しかし、誰しも時には濃い〜ラーメンを食べたくなるようで、一方で天下一品のような異端系どろどろスープの店が店舗を増やし続けている事実も、また見過ごしには出来ない。ところが、濃い系醤油の店となると、京都ではなかなか見つけにくいのが現状である。関東・東北より醤油の消費量がだんぜん少ない関西だからなおさら、生粋の京都人でもなかなか思い当たらないに違いない。あえて挙げるなら新福菜館だが、ラーメン天国はそれともちょっと違う系統である。
この店で出してくるものを一言で表現するなら、
直球勝負の醤油ラーメンだ。
あまりにストレートすぎて、ラーメンにそれほどこだわりを持たない人の舌なら、素人でもつくれそうなスープと受けとられ兼ねない。それほどまでに、工夫が見えにくい代物なのだ。だが、料理は詰まるところ
調和だということ、そして、麺はスープを飲ませるためにあるのではなく、逆にスープこそ麺の引き立て役であることを知っている人なら、ここのラーメンが実は料理人の緻密な計算によって出来上がった作品であることに想到するだろう。
京都ラーメンの麺は、いたって頼りないのが特徴である(おそらく、これが京都人の口に一番あっている形なのであろう)。ますたにの記事(中華・ラーメン参照)において、この店は麺が悪いというような表現をしたが、それはスープが凝りに凝ったものであるのに対し、あまりに麺が弱すぎて調和がとれていないことを指摘したものである。
ラーメン天国もまた、他の京都の店の例に漏れず、弱々しい麺であることに違いはない。しかし、この店の偉さは、頼りない麺を頼りなく見せないために、スープが自ら
自己主張を抑えることで、最終的に麺を強く見せている、ということである。これぞ
素材の連携プレイ、調和とは何たるかを知らしめるための、見本のような料理だ。
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味
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★★★★★★★
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ボリューム
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★★★★★
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雰囲気
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★★★★★★
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サービス
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★★★★★★★★★☆
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料金
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★★★★★★★★
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総合
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35点
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交通
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★★★★★★★
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管理人
利用率
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★★
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京都に珍しい濃い系醤油スープだから、どこが自己主張抑えてんねん?と聞きたくなる人もいるだろうが、よけいな脂や多種多様の調味料によって意味不明な味をつくっておきながら、それを「深み」などと勝手に呼んでいるような他店と比べてみるがいい。ここのスープはまぎれもない醤油――見せかけだけの飾りやごまかしなどは一切ない。醤油ラーメンが好きな人には、自信をもって勧められる一品なのである。
ここはほかにも、味噌、とんこつ、定食などのセットメニューもあるが、ラーメンに限って言えば、やはり醤油が一番美味しい。味噌もなかなかだが、とんこつはやめておいた方がいい。いずれもストレートなスープなのだが、ここのとんこつはすこしあっさりしすぎていて、おそらくこってりスープに慣れている関西の人間の口には合うまいと思われる(料理の評価は3種の平均です)。
最後に、二人で3種類のラーメンと餃子二人前を食べつくし、2000円ちかくかかってしまった料金を、ちょっとだけまけてくれたおやじの人情に1点――「おやじ、また行くよ〜」
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○追加情報1
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左の表にあった「料理」のカテゴリを、「味」と「ボリューム」に分けました。文章はもとのままですので、内容にすこし食い違いが出てくるかも知れません。[10/Nov/99]
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