■ 新福菜館
安ウマオシャレをサガス★京都辛口グルメ情報サイト

menu

は じ め に

評 価 記 事

企 画

そ の 他

ごみ箱





小倉山荘の送料無料お試しセット

新福菜館 〜濃口醤油の鋭い切れ味〜

1992年ごろだったか、もともと醤油味の好きだったわたしが、京都へ来て初めて「うまい」と思ったラーメンはここ、新福菜館である。まだ右も左もわからず、新福菜館自体がチェーン展開する店とも知らずに、たまたまたかばしの本店に入ったのがなれそめであった。
一見カライだけに見える濃い口醤油のスープが、口を入れたとたんに奥深い拡がりを見せる不思議。脂がたっぷりのっていても決して胸苦しくならない良質なチャーシューの旨味。単調な麺ながら、それを補って余りあるこのスープとチャーシューとの連携の上に、さらに、並の「中華そば」を頼んだのに器をはみ出す勢いに一面を覆うチャーシューの豪快さへの驚きが重なって、わたしは完全に打ちのめされてしまい、一時期、狂ったようにここのラーメンを食したものだった。
ここはチャーハンも相当のレベルで、中華そばに負けず劣らずの濃い味つけに、前述のうまいチャーシューが刻まれて入ってくるのだから、もとよりヘタなものをつかまされるはずなどなかった。京都に中華屋多しと言えど、ここの中華そばとチャーハンのセットは並ぶ者なき究極のメニューで、わたしはその後数年の間、食べても食べても飽きるということがなかった。

また、これはなにも、本店だけに限った話ではない。わたしはこれまでに、いくつかの支店へも脚を運んだが、本店の名を汚すような店舗にはかつて出会ったことがない。天下一品、第一旭、横綱など、他のチェーン展開の店の場合、まずい支店に出くわすこともしばしばで、当然不信感を抱かざるを得ないが、新福菜館はどこの支店も「はずれ」ということがなく、なかなか上手なチェーン展開をしていると言える。よって、わざわざ本店まで遠出しなくとも、近場の支店で十分間に合うから、利用する機会も相応に増えるだろうし、特に河原町店は買い物中にふとラーメンが食べたくなったときなど、さっと立ち寄れるような好位置にある。

さてさて、のっけからこれだけべた褒めしてしまうと、「なにかあるな?」と深読みする人もいるかもしれない。
実はまったくその通りなのである。わたしは今回、新福菜館について文句を書こうと思い立ち、筆(キーボード?)をとったのだ。
個人的なブームが去り、わたしはここ数年、まったく新福菜館を利用しなかった。飽きたというよりも、他にもいろいろなラーメン屋に挑戦したかったためである。で、先日ずいぶん久しぶりにたかばしの本店(JR京都駅より徒歩5分。塩小路通り高倉下ル)へ行ったのだが、そこでわたしは、初挑戦のときとはまた別の意味で、7年越しにふたたび打ちのめされることになった。

――どうにもスープが単調に過ぎる。
あの奥深い味わいはどこへやら、あれほどハマったものと同じ代物とは思いがたいほど、ただの濃い醤油ラーメンに成り下がっていたのだ。わたしの舌が肥えたのか、店の味が衰えたのか、ともかく、信奉しつづけてきた「中華そば」とは似ているようでまったくの別物だった。
感じたことを率直に言うなら、わたしはこの時、即座にあの木屋町の「大豊ラーメン(中華・ラーメン参照)」を思い起こさずにはいられなかった。チャーシューがうまい。ただそれだけの店・・・・・・。濃くて一本調子な醤油スープをチャーシューでなんとかごまかしているところなど、本当にそっくりである。無論、新福菜館のほうが料理全体のバランスは一枚も二枚も上手だが、この店への思い入れが深いだけに、その程度ではとうてい納得できない。もしこれがわたしの舌のせいではなく、本当に店の味が変わってしまったのだとしたら、ぜひとも以前の味に戻して欲しいものである。もはや後戻りは無理だろうが・・・・・・。

★★★★★★★
ボリューム
★★★★★★★★
雰囲気
★★★★★★
サービス
★★★★★★
料金
★★★★★★★★☆☆
総合
35点
交通
★★★★★★★
管理人
利用率
★★★★★★★
→Yahooグルメ
新福菜館
評価は本店に限っての星である。チェーン店すべてを回っているような余裕もないし、ガイドブックや雑誌に載るのはふつう、本店だからである。よって、支店の場合はすこし差し引いて考えて欲しい。
料理の評価だが、味が落ちたとは言え、他店に比べれば十分な質を保っているから、7が妥当。ただし、京都で人気のラーメンチェーンには、個性的な味を持っているという共通項があるのだが、ここもその例に漏れず、絶対的に支持する人もいれば徹底的に嫌悪する人も存在するから、濃い醤油味の好きな人以外にはおすすめしない。
また、たかばしの本店は常に行列のできる店なので、食後も食事中も、ゆったりとしてはいられないのがつらい。店の中全体がめまぐるしく回り回っていて、どうも落ち着かないのだ。せめて昼時は避けて行こう。値段は高評価。チャーシューのボリュームを見れば、一目でお得とわかるだろう。

最後に、わたしの中の、この店の位置づけをはっきりさせておくと、以前の「並んででも食べに行きたい店」から「並んでまでは食べたくない店」へと評価を下方修正することとなり、今はまあ、「濃い醤油ラーメンの優良チェーン」といった程度だろうか。

○追加情報1
左の表にあった「料理」のカテゴリを、「味」と「ボリューム」に分けました。文章はもとのままですので、内容にすこし食い違いが出てくるかも知れません。[10/Nov/99]
Copyrights © 花みやび♂ 1999 - 2002 All Rights Reserved Since May 18 1999