ちょっと物知り帳

紅殻格子(べんがらごうし)

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 虫籠窓(むしこまど)と並び、京町家の外観をしつらえる大切な要素の一つです。細かな木を縦と横に組み合わせ、中からはよく見えますが外からは容易に見えないようにする防犯上の機能ももっています。
 京都の格子は他地域と比べて繊細なものも多く、防犯だけでなく見た目も意識したつくりとなっているのが特徴です。また職住の共存した京町家では、その職業によっても格子の意匠が違います。
 格子の名称も米屋格子、酒屋格子、麩屋格子、染屋格子、郭格子等々と呼ばれたりします(京都文化博物館にろうじ店舗として実物が無料で見られます)。
 着色は防腐も兼ねており、紅殻が使われるところから紅殻格子と呼ばれます。

(Update : 2004/02/27)